世界のエネルギーニュース総括:12月13日


Forum on Energyの週刊ニュース総括では、ウェブ上からピックアップした世界のエネルギーに関する話題について取り上げています。ニュース総括は毎週木曜に公開され、Twitterアカウント@forumonenergyからも閲覧可能です。

ニュースケール社、規制プロセス第四段階の完了を発表

アメリカのニュースケール・パワー社はこのほど、原子力規制委員会(NRC)による同社の小型モジュール炉(SMR)の設計認証審査について、そのプロセスの第四段階が完了したことを発表した。プロセスはこれから第五および第六段階へと進んでいき、2020年後半には完了する見込みである。規則作りのプロセスはそのあとに開始されることになる。ニュースケール社によると、開発中の炉は原子力プロジェクトのコストやCO2排出量削減に主眼を置いたもので、NRCによる設計認証審査を受けている唯一のSMRとのことである。

ニュースケール社の社長兼CEOであるジョン・ホプキンス氏は声明の中で次のように述べている:

 

NRCによる設計認証審査プロセス第四段階が完了したことは、弊社にとっても、新型炉開発を手掛ける全ての企業にとっても、先例のない一歩です。……弊社の革新技術に対して、NRCはこれまで多大な労力をかけて、徹底的かつ厳格な審査を進めて下さりました。そのことに感謝致します。……NRCの審査プロセスが最終段階に突入することを嬉しく思うと同時に、アメリカ初のSMRを実現できることを楽しみにしております。

 

出典:Power Engineering

 

ボーグル原子力発電所が新たなマイルストーンに到達

ジョージア州ウェインズボロで建設中のボーグル原子力発電所では、3号機の遮蔽建屋上部に、重量200万ポンドの屋根が設置され、また一歩プロジェクトが前進した。この遮蔽建屋はボーグル3、4号機で採用されているAP1000型原子炉に特有の設備で、格納容器と原子炉の周囲にもう一回りの壁を作ることで、発生し得る衝撃から内部構造を保護するようにできている。このほかに達成した主要マイルストーンとして、3、4号機で初の緊急時対応訓練も行われている。

出典:Yahoo Finance

 

オーストラリア、エネルギーミックスに原子力を加えることを検討

オーストラリアの歴代政権は超党派で原子力発電所の建設や運転に対する禁止を維持してきた。しかし、8月6日には下院の環境・エネルギー常設委員会が同国での核燃料サイクルや将来の原子力エネルギー利用の可能性についての調査を開始した。この調査はエネルギー相であるアンガス・テイラー氏の要請で開始されたものである。同委員会はこれまでに309件の提言について検討を行ったほか、国中で公聴会を開いてきた。このほど発表されたレポート「Not without your approval: A way forward for nuclear technology in Australia」は、同委員会がこれまでの調査で得られた結果をまとめ、提言を行うものとなっている。このレポートは政府側での検討のため、トニー・スミス下院議員の手にも委ねられた。さらなる情報はこちらから。

出典:World Nuclear News

 

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