世界のエネルギーニュース総括:11月22日


Forum on Energyの週刊ニュース総括では、ウェブ上からピックアップした世界のエネルギーに関する話題について取り上げています。ニュース総括は毎週木曜に公開され、Twitterアカウント@forumonenergyからも閲覧可能です。

米上院環境・公共事業委員議長、核廃棄物貯蔵法案を提出

米国議会上院の環境・公共事業委員会議長であるジョン・バラッソ議員(共和党、ワイオミング州選出)は今週、核廃棄物の貯蔵を進めるための法案を提出した。出典元によると、「この法案は使用済み核燃料および高レベル放射性廃棄物処分に係る連邦政府の法的責任が確実に満たされるよう、国の核廃棄物管理政策を、より実効性のある形に改革するもの」となっている。この法案は下院のエネルギー・商業委員会で超党派の類似法案が通過して間もなく上院に提出された。バラッソ議員はプレスリリースにおいて、「CO2排出削減を意味あるものにしたいと本気で考えるなら、核廃棄物の扱いについても本気で考えなければならない。……原子力はアメリカ最大のカーボンフリー・エネルギーだが、使用済燃料を残していく。今現在、核廃棄物や高レベル放射性物質は39の州で別々に保管されている。……今回私が提出した法案が通れば、ユッカマウンテンの安全審査を前進させることができるほか、国の核廃棄物管理プログラムも強化に向けて動いていくことになる。下院では超党派法案が委員会を通過した。上院でも同じように超党派での支持を得られることを期待する」と述べている。

出典:Wyoming News

 

経産省、福島の処理水問題解決へ

経済産業省(METI)は福島事故で発生した処理水について、海洋に放出しても安全だという考えを示しており、1年間で処理水を放出するとしても、その影響は人間が自然に受ける量と変わらない、非常に低いレベルであることを強調している。METIがこの問題に関して政府の小委員会に対して報告したところによると、「年間を通じて太平洋に放出される処理水の線量は、人間が自然に被ばくする量の1,600分の1から4万分の1でしかない」とのことである。メルトダウンした原子炉の冷却に使用された水や、損傷した炉の周辺の地下水は放射性物質を含んでおり、現在は発電所敷地内のタンクに貯蔵されているが、その貯蔵容量は少なくなってきている。そのため政府は、この貯蔵された水の処分方法を検討しているところである。

出典:Japan Times

 

クイズ:原子力について、どれぐらい知っていますか?

ウォールストリートジャーナルはこのほど、原子力に関する知識を試すクイズを公開した。このクイズを通じて、原子力が多くの国にとって依然として重要な電源であることや、原子力はCO2排出なしで発電できるため、世論が気候変動問題によって左右され得ることが示されている。このクイズを受けるには、こちらから。

出典:The Wall Street Journal

 

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