世界のエネルギーニュース総括:10月3日


Forum on Energyの週刊ニュース総括では、ウェブ上からピックアップした世界のエネルギーに関する話題について取り上げています。ニュース総括は毎週木曜に公開され、Twitterアカウント@forumonenergyからも閲覧可能です。

ボーグル3、4号機、主要マイルストーンに到達

ボーグル原子力発電所3、4号機の建設サイトにはこのほど、最後の主要モジュールが到着し、一つの大きなマイルストーンに到達した。これにより、両機の建設を完了するのに必要な1,485点の主要モジュール全ての製造・輸送が無事完了したことになる。これらのモジュールは建設サイトに到着する前に組み立て済みであり、原子炉ユニットを構成する、より大きなコンポーネントに据え付けられる状態であるため、建設プロセスの効率化につながると期待される。各モジュールは2011年から鉄道およびトラックでサイトに運び込まれてきた。ボーグル3、4号機は800人以上の常勤雇用を生んでいるほか、サイトでは現在、約8,000人の労働者が雇われており、ジョージア州で最大の雇用を創出する建設プロジェクトとなっている。

出典:News-Daily

 

共和党議員がウラン採掘の制約緩和をトランプ政権に要求

西部州から選出された共和党の上院および下院議員27名がトランプ政権に書簡を送り、連邦政府の公有地における、ウラン採掘に係る制約の緩和を要求した。書簡には、「高品位のウラン鉱床を最優先として、連邦公有地へのアクセスを改善するよう強く推奨する。……我が国自身の資源へのアクセスを改善することは、我が国が必要とするウランの探査と確実な生産に向けた動きを後押しすることになるだろう」と記されている。2019年7月にトランプ大統領は、外国企業と競合しているアメリカのウラン採掘事業者や、他の原子力産業を支援するため、米国核燃料ワーキンググループを設置しており、同ワーキンググループは具体的な提言を10月10日までに発表することとなっている。

出典:Reuters

 

フランス企業が新たなSMRを発表

フランスの原子力・代替エネルギー庁(CEA)、フランス電力公社(EDF)、ナヴァル・グループ社、そしてテクニーク・アトム社は9月、新たな設計の小型モジュール炉(SMR)を発表した。この設計はNuward SMRと呼ばれており、設備容量は300-400MWとなっている。フランスが加圧水型原子炉(PWR)で培ってきた経験を活用し、共同で開発が進められてきた。共同声明によると、今回発表された設計は、「世界中で脱炭素化や、安全かつ競争力のある電源に対するニーズが高まっている」ことに応えるものであり、「50年以上のPWR設計・開発・建設経験と、2,000炉年以上にもなるPWR運転経験に支えられたフランスの技術を最大限に生かした」ものである。発表によると、Nuwardの設計は「画期的なイノベーションを導入したモジュール式となっており、これによって発電事業者にとってのメリットや、製品の競争力が大幅に向上する。その内容としては、全体的なデザインのコンパクトさやシンプルさ、建設および運転段階における柔軟性、世界最高水準の革新的な安全機構などがあげられる」。さらなる情報はこちらから。

出典:World Nuclear News

 

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