世界のエネルギーニュース総括:9月27日


Forum on Energyの週刊ニュース総括では、ウェブ上からピックアップした世界のエネルギーに関する話題について取り上げています。ニュース総括は毎週木曜に公開され、Twitterアカウント@forumonenergyからも閲覧可能です。

ウェスティングハウス、ロールスロイスの北アメリカ民生用原子力システム・サービス部門を買収

9月26日、ウェスティングハウス社がロールスロイス社の北アメリカにおける民生用原子力システム・サービス部門を取得することが発表された。今回の合意によりウェスティングハウスは、「ロールスロイスのアメリカおよびカナダにおける民生用原子力サービス部門を吸収」することになる。また、「現在、ロールスロイス・パワーシステムズ部門の一部であるフランスのモンドラゴン事業所およびイギリスのゲーツヘッド事業所も本件の対象となる」が、フランスのグルノーブルにある同社の計装制御部門と、イギリスにおける新設炉の運転や小型モジュール炉関連事業は対象外である。出典元の記事によると、「今回の合併によって、米英で最も伝統のある二社の原子力事業が連合を組み、二つの巨大産業が世界の原子力プラント運転・サービス部門における勢力を拡大することとなる。2018年8月にブルックフィールド社によって破産申請から復帰したウェスティングハウス社にとっては、その成長を一挙に加速させることにもなるだろう」。

出典:Power Magazine

 

アメリカとルーマニアが民生用原子力利用で協力協定

アメリカとルーマニアの二国はこのほど、民生用原子力利用に関して協力することで覚書(MoU)を締結した。この協定は9月24日、ニューヨークで開催された国連気候変動対策サミットの場で、米国エネルギー省(DOE)のリック・ペリー長官とルーマニアのヴィオリカ・ダンチア首相によって署名されたものである。米国務省の代表は、「今回のMoUはアメリカとルーマニアの、互恵的国家安全保障と戦略的利益に深く関わる協力分野での両国の結びつきを強めるとともに、各々のエネルギー安全保障上の目標を支えるものであり、……アメリカがルーマニアの民生用原子力プログラムの促進と、原子力の平和利用に向けた協力に長期的に取り組んでいくことの証である」と述べている。一方、ルーマニア政府は今回のMoUについて、「原子力分野における最新技術の普及、放射性廃棄物管理、放射線医療の発展、原子力技術の物理学、生物学、農学分野での原応用可能性についての研究、といった領域での双方向的協力を促進するための基盤となる」と述べている。

出典:World Nuclear News

 

原子力イノベーション連合が2件のレポートを公開

原子力イノベーション連合は今週、2件の重要なレポートを公開した。一方はアメリカの国家環境政策法(NEPA)に係る原子力技術開発上の課題について研究したもので、もう一方は新型炉の開発事業者に対する認証プロセスの改善に焦点を当てたものである。両レポートは以下のリンクより参照されたい。

 

「原子力イノベーションとNEPA:NEPAに基づく先進型原子炉実証プロジェクトに対するNRC審査の合理化と環境保護の両立」

「『主要部』標準設計認証におけるインターフェース要件の確立」

 

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