世界のエネルギーニュース総括:12月7日


Forum on Energyの週刊ニュース総括では、ウェブ上からピックアップした世界のエネルギーに関する話題について取り上げています。ニュース総括は毎週木曜に公開され、Twitterアカウント@forumonenergyからも閲覧可能です。

IAEA、日本での原子力セキュリティ諮問ミッションを完了

国際原子力機関(IAEA)の専門チームは本日、日本での原子力セキュリティ諮問ミッションを完了した。本ミッションは日本政府の要望によって実施されていた。本ミッションが焦点を当てるのは、元々2015年に実施されていた国際核物質防護諮問サービス(IPPAS)ミッションでの日本に対する提言への対応状況の調査、および「核物質・施設に関するセキュリティ、コンピューター・情報セキュリティ、そして核施設におけるセキュリティ体制の履行」のための法・規制枠組みのレビューである。出典元によると、本ミッションのレビューチームは、「日本の核セキュリティは強固に確立されていると述べ、前回のミッション実施時より大幅な改善がなされていることを確認した」とのことである。本ミッションはさらに、日本の核セキュリティをさらに強化し、持続させるための追加的な提言を出している。

出典:The International Atomic Energy Agency

 

中国、イギリスでのさらなる原子力発電所建設を模索

中国広核集団(CGN)はイギリスのムーアサイドでの原子力発電所建設に対して関心を表明している。東芝の子会社であるNuGen社が最近になって撤退したため、ムーアサイドでの建設計画には空きができている状況だ。CGNはさらに、エセックスのブラッドウェルにも1基のプラントを建てるべく、フランスのEDFエナジー社との協力を進めている。CGNのイギリス最高責任者であるロブ・デイヴィス氏は「NuGenプロジェクトが消滅したことで、一連のプロジェクトにより予定されていただけの原子炉が揃わないことになり、イギリスの原子力計画にはギャップが生じてしまった。……我々にはブラッドウェルのプロジェクトを速やかに運転開始にまでつなげ、このギャップを解消できる自信がある」と述べ、同プラントを迅速に完成させるためのプランを発表した。

出典:Building UK

 

国連組織が原子力を支持

国際連合欧州経済委員会(UNECE)の、持続可能な開発のための国際エネルギーフォーラムにおける閣僚級会議はこのほど成果文書を公開した。この文書では、持続可能な開発を確立するための新しいビジネスモデルの検討の場に、原子力を含む全てのエネルギー源が取り入れられるべきであると述べている。また、この文書には、「一部の国々は、世界の持続可能なエネルギーミックスの中で原子力が重要な役割を持つと考え、これを選択している」、「将来のエネルギーミックスに関しては、あらゆる需給オプションに役割があることを認め、技術中立的な政策枠組み内で決定がなされるべきである」という記述も見られる。

出典:World Nuclear News

 

 

 

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