世界のエネルギーニュース総括:11月30日


Forum on Energyの週刊ニュース総括では、ウェブ上からピックアップした世界のエネルギーに関する話題について取り上げています。ニュース総括は毎週木曜に公開され、Twitterアカウント@forumonenergyからも閲覧可能です。

2018年、日本で5基の原子炉が再稼動

10月末の時点で、日本では2018年内に5基の原子炉が再稼動を果たしている。2011年の福島第一原子力発電所の後、2018年に入るまでには4基の原子炉しか再稼動していなかった(原文ママ)ことを考えると、これは驚くべきことである。2013年に日本の全ての原子炉が安全審査と改修工事のために停止した後、再稼動には原子力規制委員会、日本政府、そして立地県から承認を得てはじめて再稼動できることとされており、これによって再稼動には長いプロセスが必要となっている。原子力の停止によって天然ガスと石炭の消費が増えたことで、日本では毎年300億ドル近くのコストが発生していると推計されている。出典元の記事によると、現在日本では18基の原子炉が稼動に向けた審査・承認のプロセスに入っているとのことである。

出典:Daily Energy Insider

 

ニュース番組「60 minutes」、福島第一原子力発電所の燃料調査ロボットをピックアップ

CBSの「60 minutes」というニュース番組が先週、福島第一原子力発電所の炉内で燃料を調査するために用いられているロボットを取り上げた。同番組記者のレスリー・スタール氏がこのリポートを担当しており、「四足歩行のロボットがいれば、階段を上るロボットもいます、それどころか浸水した中を泳ぐロボットまでいるのです。……このロボットたちは3Dカメラを備えるほか、地形のマッピング、放射線レベルの測定、そして行方不明になった燃料の探査といった機能を持っています」と報じている。この放送をビデオでご覧になるには、こちらから。

出典:CBS News

 

アルゼンチンとロシア、原子力発電所建設について協議

アルゼンチンとロシアの両国は、ウラジーミル・プーチン大統領のアルゼンチン訪問の間に、原子力発電分野における戦略的パートナーシップ協定を調印する考えである。駐ブエノスアイレス・ロシア大使のドミトリー・フェオクチストフ氏は報道陣に対して、「原子力分野における戦略的パートナーシップは、調印予定の書類のうちの一つだ」と述べている。この協定には大型原子力発電所の建設に関する条項が含まれている。同氏はまた、「ロシアはアルゼンチンに対して、既に実績のあるプロジェクトを提供でき、そのファイナンスもロシア側から提供する用意がある。……この発電所の建設および運転はロシア側が担当し、発電した電気をアルゼンチン側に固定価格で売却することになる」とも述べた。報道によると、この協定には両国が浮体式原子力発電所を建設できるようにするための条項も含まれているとのことである。このパートナーシップ協定は、ロシアや中国が原子力国際協力を通して自国の地政学的戦略を強めていることを示す一例である。

出典:TASS

 

 

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