世界のエネルギーニュース総括:11月21日


Forum on Energyの週刊ニュース総括では、ウェブ上からピックアップした世界のエネルギーに関する話題について取り上げています。ニュース総括は毎週木曜に公開され、Twitterアカウント@forumonenergyからも閲覧可能です。

「再エネでの経験をSMR導入に活用」 米国エネルギー省に報告書を提出

Kutak Rock(法律事務所)およびScully Capital(ファイナンシャルアドバイザー)は米国エネルギー省に対し、先進的原子力技術が再生可能エネルギーと同様の支援を受けることと、それによるメリットの大きさについて分析した報告書を提出した。『再生可能エネルギー市場での連邦政府による財政支援に関する調査』と題されたこの研究は、「州政府、地方政府、連邦政府が再生可能エネルギー――特に太陽光および風力発電――への投資を促進するために2005年から2015年にかけて行った財政支援の内容を調べ、小型モジュール炉(SMR)に対する同様の支援の可能性に着目した」ものである。本報告書は五部構成となっており、その内容は「1) 再生可能エネルギーの導入義務およびインセンティブ、2) 財政支援によるプロジェクトレベルでの効果、3) 再生可能エネルギー導入支援策によるコストと経済的ベネフィット、4) SMRへの応用、5) 商用SMR導入に向けた次のステップ」となっている。本報告書は結論において、連邦政府が再生可能エネルギーに提供していた減税措置や融資といった財政支援は「SMRの経済競争力を高めることができ、SMRを新たな電力市場のニーズに適合させる可能性もある」としている。

出典:U.S. Department of Energy, World Nuclear News

 

ポーランド、原子力を石炭依存の低減策に

自国の石炭への依存を減らすため、ポーランドは初の原子力発電所建設に向けて動いている。その運転開始は2030年以降になる見込みだ。ポーランドは現在、発電量の80%近くを石炭でまかなっている。同国のミハウ・クルティカ副環境大臣は「原子力発電所の立ち上げに関する議論は加速している。その大部分は国際パートナーシップに関するものだ。我が国は建設費を自前でまかなうことはできる。しかし、技術は他所から引っ張ってくるしかない」と述べた。その原子力技術について、ポーランドは日本、アメリカ、フランス、韓国と協議していく予定である。

出典:Asian Oil and Gas

 

ボーグル原子力発電所、新たなマイルストーンに到達

ジョージア・パワー社は昨日、「ボーグル3号機の格納容器外壁に用いる二層構造の遮蔽建屋パネルのうち、最初の2セット」を設置したと発表した。この遮蔽建屋パネルは、格納容器内の冷却水供給をサポートし、格納容器を保護するものである。出典元によると、このパネルはボーグル発電所におけるAP1000型炉に特有の装備であり、格納容器を一層強力に保護し、安全を確保できるとされる。本件はボーグル3号機および4号機の完成に向けて、工程が着実に前進していることを示すものである。

出典:MarketWatch

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