世界のエネルギーニュース総括:10月5日


Forum on Energyの週刊ニュース総括では、ウェブ上からピックアップした世界のエネルギーに関する話題について取り上げています。ニュース総括は毎週木曜に公開され、Twitterアカウント@forumonenergyからも閲覧可能です。

カナダ原子力研究所、小型モジュール炉関連で最大級の会合を主催

カナダ原子力研究所(CNL)は第三回のSMRベンダー・ラウンドテーブル会合の最中に、「世界の小型モジュール炉(SMR)関連組織による過去最大級の会合」を主催した。本会合はSMRやその他の先進型原子炉の関連企業を代表するもので、そこには「6ヵ国のSMRベンダー26社のほか、政府、規制当局、国立研究所、投資家、電力会社、原子力サプライチェーン企業などの代表75名以上」が集まった。カナダは遠隔地の孤立したコミュニティにもクリーンで信頼性の高いエネルギーを届けられるようになることを目指して、SMR開発のロードマップ策定に向けて動いている。

出典:MarketWatch

 

トルコ、日中との間で原子力に関して協議中

ロイターによると、トルコは日本および中国との間で原子力開発に関して協議中とのことである。トルコのタイイップ・エルドアン大統領はこの問題について、年内には決定を下すと述べている。日中がトルコの原子力開発について、具体的に何を述べているのかは明らかになっていないが、トルコは少なくとも1基の原子力発電所を新たに建設する可能性が非常に高いと見られている。こうしたトルコの動きは、サウジアラビアが国内に原子力発電所を建設しようとしていることに対応しようというものでもあると考えられる。

出典:Reuters

 

米司法省、原子力企業ハッキングで露情報機関の構成員を起訴

アメリカの司法省は、ペンシルバニア州に拠点を置く原子力企業のウェスティングハウス社のほか、反ドーピング機構などの組織に対してハッキングを仕掛けたとして、ロシアの情報機関構成員7名を起訴したと発表した。オランダやスイスに拠点を置くヨーロッパの化学メーカーもハッカーの標的となったことがある。FBIのクリストファー・レイ長官は、「本日発表された起訴状はFBIの全力の捜査に基づくものだ。……FBIはいかなる国の政府にも、組織にも、個人にも、我々の国民や国家、そして同盟国を脅かすことを許しはしない。FBIは実行犯を特定し、犯行を止めさせ、法の裁きの下に送るまで、たゆみなく捜査を続ける」と述べている。

出典:CNBC

 

ロシア、洋上浮体式原子炉に燃料を装荷

ロシアは同国初の洋上浮体式原子力発電所の、原子炉2基への燃料装荷を完了した。同発電所は今後、ロシア最北端の都市であるペヴェクへと向かう。この発電所はアカデミック・ロモノソフという名前で、「長さ144メートル、幅30メートル、排水量21,000」トンとなっている。ロスアトムは第二世代の浮体式原子炉開発に向けて動いていることも既に発表しており、それは設備容量がさらに大きく、かつサイズはより小さなものとなる見込みだとしている。

出典:World Nuclear News

 

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