世界のエネルギーニュース総括:9月14日


Forum on Energyの週刊ニュース総括では、ウェブ上からピックアップした世界のエネルギーに関する話題について取り上げています。ニュース総括は毎週木曜に公開され、Twitterアカウント@forumonenergyからも閲覧可能です。

ハリケーン「フローレンス」進路上に六つの原子力発電所

南北カロライナ州に過去最大級のハリケーンが上陸すると見られているが、その予測進路上には六つの原子力発電所が立地している。連邦政府高官は、このハリケーン「フローレンス」進路上の原子力発電所は、豪雨や洪水、そして暴風への対策がなされていると自信を見せている。連邦危機管理庁(FEMA)緊急対応・復旧局のジェフ・バイアード局長はプレス発表の場で、「これらの発電所は明らかに堅固な作りになっており、バックアップ発電機も用意されている。また、ハリケーン通過後にはその影響をあらゆる角度から、速やかに評価する。……言うまでもなく、本件は我々が追跡し、モニターしていくべき事柄であるが、今の段階ではこれらの原子力発電所に関して懸念事項は全くない」と述べている。件の発電所はいずれもデューク・エナジー社が所有するもので、そのなかでもブランズウィック原子力発電所とシアロン・ハリス原子力発電所はローリー近くに位置しており、ハリケーン上陸地点に最も近いとされている。

出典:CNN

 

新型炉開発促進法案が米国下院で可決

米国エネルギー省(DOE)が民間セクターと協力して新型炉開発にあたるための法案が今週木曜日、下院で可決された。上院は同法案を3月に可決しているため、次はトランプ大統領の下へ送られ、書名を得ることで法律として成立する。「原子力イノベーション能力法」と名付けられた本法案が成立すれば、「DOEの研究施設が国立研究所や教育機関、そして民間セクターに開放される」ことになる。また、「民間企業が提唱・出資する新しいコンセプトの炉型について、試験や実証を行ううえでDOEや国立研究所が支援するといったプロジェクトが実施できるようになるほか、DOEと原子力規制委員会の一層緊密な連携を促す。さらに、本法案はDOEに対して、先進型原子炉開発を加速させるための計画立案を求めるものとなっている」。

出典:The Post Register

 

青森の六ヶ所村再処理工場、規制当局から承認の見通し

日本の原子力規制委員会(NRA)は六ヶ所村の使用済燃料再処理工場の稼働に対して、近く承認を与えるとみられている。NRAは残っていた地震や火山噴火に対する安全対策の確認を金曜日に実施し、これによって安全審査の大部分を完了した。出典元によると、施設を運営する日本原燃株式会社は2021年度前半に同工場の工事を完了する見通しでいるとのことである。この再処理工場は日本が掲げる核燃料再処理政策において重要な役割を担うものである。工事が完了すれば、六ヶ所村工場は年間8トンのプルトニウムを抽出する能力を持つことになる。

出典:The Japan Times

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