世界のエネルギーニュース総括:8月3日


Forum on Energyの週刊ニュース総括では、ウェブ上からピックアップした世界のエネルギーに関する話題について取り上げています。ニュース総括は毎週木曜に公開され、Twitterアカウント@forumonenergyからも閲覧可能です。

 

日本の原子力委員会、プルトニウム保有量の削減へ

原子力委員会は今週、日本はプルトニウム保有量の削減に向けて取り組んでいくとの声明を発表した。現在、日本は国内外に約47.1トンの余剰プルトニウムを保有している。原子力委員会はプルトニウム利用の指針を15年ぶりに改定し、保有量の削減を促した。出典元の記事によると、「岡芳明委員長は『世界が核不拡散に向けて取組を進めるなか、日本がプルトニウムを溜め込んでいるなどと思われるようなことはあってはならない』と述べ、プルトニウム利用方法を明確化する必要性を強調した」。

出典:NHK World Japan

 

ウェスティングハウス、連邦破産法第11章から脱却

2017年3月、ウェスティングハウスは戦略再建のため、米国連邦裁判所に対して連邦破産法第11章に基づく保護を申請した。この申請は同社のアメリカでの事業にのみ関与するもので、それにはジョージア州のヴォーグルや、サウスカロライナ州のVCサマーにおける、4基のAP1000建設計画も含まれる。2018年1月には東芝より、ウェスティングハウス関連の全ての資産を46億ドルでブルックフィールド・ビジネス・パートナーズへと売却したことが発表されている。そして、4月には東芝アメリカ・ニュークリアエナジー・ホールディングスのブルックフィールドへの売却が完了し、さらに今週には東芝ニュークリアエナジー・ホールディングス(イギリス)の保有株式売却が完了したと発表された。今回の売却により、ウェスティングハウスは破産法第11章から脱却したことになる。ウェスティングハウスの社長兼CEOは声明を出しており、「本手続の終了によって、我々は第11章から首尾よく脱却できた。これは我々にとって、大変喜ばしい一歩だ。今後は、長期にわたって持続可能な成功を収めるべく、大規模な改革を進めていく……ウェスティングハウスはブルックフィールドの支援を受け、これまでと同様に原子力産業を牽引していく。我々はビジネスの強化と、グローバル展開への投資、そして顧客サービスとイノベーションの高度化に注力していく」と述べている。

出典:World Nuclear News

 

米国エネルギー庁長官、ニューヨーク州の原子力発電所を訪問

米国エネルギー庁のリック・ペリー長官は今週、ニューヨーク州オスウェゴの原子力発電所のうち一つを訪問した。彼が訪ねたのはジェームズ・フィッツパトリック原子力発電所で、そこでジョン・カトコ下院議員と合流した。ペリー長官は原子力発電の重要性について、アメリカの電力系統の信頼性の観点から何度も強調しており、「私の観点から言うと、この国にとって重要なのは、攻撃に強い、信頼性のある電力系統を保持してきたことである。そして、このフィッツパトリック発電所が電力を供給しているからこそ、ニューヨーク州の系統は攻撃に耐えるだけの多様性を持っているともいえる」と述べた。フィッツパトリック原子力発電所はエクセロン・ジェネレーション社による介入がなければ閉鎖されるところであったが、同社の資金提供によって2034年まで運転を続行できるようになった。ペリー長官は、このような運転継続のための取組が全国の原子力発電所でも進められることを求む、とも述べている。

出典:Spectrum News

 

 

 

  • Tags: