世界のエネルギーニュース総括:5月4日


Forum on Energyの週刊ニュース総括では、ウェブ上からピックアップした世界のエネルギーに関する話題について取り上げています。ニュース総括は毎週木曜に公開され、Twitterアカウント@forumonenergyからも閲覧可能です。

ユッカマウンテン許認可プロセスに係る採決実施の見通し

ユッカマウンテンの許認可手続きを進めるための法案の採決が米国下院で行われる見通しだ。この法案は昨年、下院のエネルギー・商業委員会で可決されたもので、エネルギー省がユッカマウンテンにおける放射性廃棄物貯蔵の許認可手続きを再開することを認める内容となっている。昨年のうちに行われた採決では両党の議員の大部分が賛成し、49対4で同法案は本会議に送られることとなった。しかし、上院側では手続き再開に必要な支出が承認されず、その後の両院間での交渉も決裂に終わっている。次の採決を機に、この問題には改めて関心が集まることが予想され、それによって使用済燃料貯蔵は長く苦しい立場に置かれる恐れがある。

出典:Las Vegas Review-Journal

 

SMR専門ワーキンググループ

国際原子力機関(IAEA)で新たに立ち上げられたテクニカル・ワーキンググループが初の会合を開き、14の加盟国と2の国際機関から34名の専門家が参加した。このワーキンググループは小型モジュール炉(SMR)と呼ばれる中小規模の原子炉に焦点を当てたものとなっている。4月23日から26日にかけて行われたこの会合で同ワーキンググループ議長は、「このイニシアティブは、10年にわたるSMRへの取組が自然に展開してできたものだ。……本ワーキンググループのメンバーはIAEAに対し、加盟国への支援プログラムとして、どのような技術開発や評価を行うべきかを提言する。プログラムの対象には既に開発を進めている国も、これから乗り出そうとしている国も含まれる。」と述べた。発表によると、同ワーキンググループはIAEAに対し、「近い将来に導入されるべき技術を揃えるにあたっての課題」について説明を行った。また、専門家らは導入地域のインフラや供給事業者の能力をいかに評価するのかについて議論した後、技術開発を行っていない国がSMRを使用する際の、一般的な要求事項の原案を取りまとめるための会合を、2018年内に開くことを提言した。

出典:IAEA

 

サウジアラビア・エネルギー大臣が原子力プロジェクト実施の最終候補として、韓国を有望視

サウジアラビアのハーリド・アル=ファリーハ・エネルギー大臣は、今週ソウルで開かれた産業イベントに出席した際に記者会見を開き、自身の考えを述べた。それによると、韓国はサウジアラビアにおける原子炉建設の最終候補者リストに載る見通しとのことである。さらにファリーハ大臣は韓国について、入札に「良い結果」を期待できるだろう、とまで述べている。サウジアラビアはエネルギー供給の多様化のため2基の原子力発電所建設を計画しており、アメリカ、韓国、ロシア、中国の企業と協議を進めてきた。ファリーハ大臣と韓国の文在寅大統領は会談を行い、「エネルギーやその他の分野における二国間協力の拡大」について議論した。

出典:Reuters

 

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