世界のエネルギーニュース総括:4月19日


Forum on Energyの週刊ニュース総括では、ウェブ上からピックアップした世界のエネルギーに関する話題について取り上げています。ニュース総括は毎週木曜に公開され、Twitterアカウント@forumonenergyからも閲覧可能です。

安倍がマールアラーゴ訪問

安倍首相は今週、米国のトランプ大統領がフロリダに保有するリゾート「マールアラーゴ」を訪れた。日本が米国にとってアジアで最も信頼のおける同盟国の一つであることから、両首脳は北朝鮮の脅威について協議するために会合を設けた。Axiosによれば、他に議題となったのは:1)トランプ氏によるTPPの再考、2)トランプ氏による鉄鋼およびアルミに対する関税、3)中国の南シナ海における軍事的プレゼンスによる安全保障上の脅威。中国の高まる脅威について、日本は国際的な同盟国と協力して対抗したい考えだ。一方トランプ氏は孤立主義的な構えを示しており、TPPやパリ協定といった国際枠組みから撤退している。

 

カナダ企業が小型モジュラー炉開発を支援

カナダ原子力研究所(CNL)が小型モジュラー炉(SMR)に限定して、CNL敷地内での建設や運転に関するレビューを行うと発表した。同所は、2026年までにチョークリバーにあるサイト内でSMRを建設することを目指している。マーク・レシンスキー所長兼CEOによれば、「CNLは世界中の全てのSMRプロジェクトの推進者に声をかけており、カナダにおけるSMRの開発成功に向けた最も重要なステップの一つを踏み出していることに誇りをもっている」。また、「これまでに行った我々のステークホルダーおよび原子力産業全般との対話にもとづき、今回の発表が大きな反響と活気をもたらすことを目している」と述べた。

出典: World Nuclear News

 

エクセロン社、原子力推進姿勢を堅持

今週発表された声明で、エクセロン社の社長兼CEOのクリス・クレーン氏は、同社が「原子力エネルギーの強力で充実した未来に全面的にコミットしており、新技術の開発に資源を投じているほか、健全なエネルギー政策の推進や喫緊の課題である市場改革にもたゆまず努力している」と話した。今回の声明は、先週ワシントンDCで開催された米国エネルギー協会(U.S. Energy Association)の年次会合の場でエクセロンが行った発言に対するメディア報道などを踏まえたものと見られる。同社は、軽水炉といった旧来の技術を用いた原子炉の新設は米国では行われないとしつつも、エネルギー市場には新しい原子力技術が進出する余地がある、との見解を明らかにした。新しい技術の中には、旧来の原子炉に比べて安全性とコストの面で優れるモジュラー型高速炉も含まれる。

出典: Businesswire

  • Tags: