世界のエネルギーニュース総括:3月15日


Forum on Energyの週刊ニュース総括では、ウェブ上からピックアップした世界のエネルギーに関する話題について取り上げています。ニュース総括は毎週木曜に公開され、Twitterアカウント@forumonenergyからも閲覧可能です。

サウジ、原子力エネルギー政策の方針を表明

サウジアラビアは、「平和目的」に限定した原子力エネルギー利用に関する国家政策について方針を固めた。Business Insiderによる取材の中で、文化情報省は「全ての原子力に関する活動は平和目的に限定され、国際的な法規、合意、条約によって定義された枠組みに基づいて行う」との声明を発表した。サウジアラビアは「透明性の原則に則って規制や運転を行い、原子力安全やセキュリティに関する基準に従う」ことに従前どおり尽力すると表明している。3月上旬、米国エネルギー省のペリー長官率いる代表団がサウジアラビア当局者らと会談し、サウジアラビアの民生用原子力開発プログラムについて協議した。今回の声明は、米国との協議以来、サウジ当局が原子力発電利用に関する方針を公表する初の機会となった。

出典: Business Insider

 

日本で原子炉が再稼動

3月14日、日本海沿岸に位置する関西電力の大飯発電所で、原子炉が再起動された。一帯には、既に再稼動を果たしている原子炉が2基存在する。福島第一原子力発電所のメルトダウン以来、同一地域で複数基の原子炉が運転するのは初めて。関西電力によれば、4月には大飯発電所の3号機、5月には4号機の再稼動を目指す。

出典: The Mainichi

 

中ロ、ウラン採掘プロジェクトで提携

中国とロシアは、ロシア西部におけるウラン採掘プロジェクトの運営に関してパートナーシップを締結した。ロスアトム傘下のウラン採掘を担当する子会社がロシア・中国投資ファンド(Russia-China Investment Fund)と提携し、ロシアのザバイカル地方における3億2500万ドル相当と推定されるプロジェクトを進める。ロシアの原子力産業界は「ウラン優位性戦略(“uranium dominance strategy”)」を掲げており、これまで自国内で外国企業による投資が許された事例はない。

出典: ZeroHedge

 

2018年に原子力エネルギーが再興する理由

World Nuclear Newsは、2018年に原子力エネルギーが再興する5つの理由を発表した。原子力産業界は、ガス価格の下落や再生可能エネルギーに対する開発支援等、それなりの困難に直面してきたが、執筆者のジャレット・アダムズ氏によれば、それらの逆境にも関わらず原子力エネルギーは今年、カムバックを果たす。そのように信ずる理由は以下のとおり:

  1. 原子炉新設の新たな波が見えている。
  2. アレバ社を含む、大手企業の組織再編が行われている。
  3. 気候変動の緩和において原子力エネルギーが果たす役割は無視できない。
  4. 原子力エネルギーは、米国におけるガス資源のバブル回避に貢献できる。
  5. 原子力エネルギーに関する技術が進歩している。

記事の全文はこちらをご覧ください。

出典: World Nuclear News

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