世界のエネルギーニュース総括:2月22日


Forum on Energyの週刊ニュース総括では、ウェブ上からピックアップした世界のエネルギーに関する話題について取り上げています。ニュース総括は毎週木曜に公開され、Twitterアカウント@forumonenergyからも閲覧可能です。

 

東京電力は福島第一の処理を継続

2018年中頃から、福島第一3号機の燃料プールから燃料が移送される予定である。2011年の津波の数日後に起こった水素爆発は、「3号機のサービスフロアを防護していた原子炉建屋のセクションを破壊し、・・・燃料プールを露出させ、プールは多くのねじれた鋼梁を含むデブリに覆われた」。東京電力は、3号機の燃料取出しを容易にするため別の構造物を構築している。このプロジェクトは、現在最終段階にあり、燃料は今後数ヶ月で取り出される予定である。

出典: World Nuclear News

 

 

中国が米国を抜き世界最大の原子力供給国になる見込み

先週ロンドンで行われた国際石油会議において、国際エネルギー機関のファティ・ビロル事務局長は、中国は今後20年間で原子力を3倍以上にする計画であり、米国を抜いて世界最大の原子力供給国になるだろうと述べた。ビロル氏は「中国は力強さを取り戻している。現在60の原発が建設中であるが、その3分の1以上が中国におけるものだ。中国は成長を続けており、結果的に米国を抜いて世界一の原子力大国になるだろう。」と述べた。同時にビロル氏は、欧州と米国が原子力に十分な投資をしておらず、中国が将来的に原子力産業において支配的な立場を手に入れることに懸念を示した。

出典: MarketWatch

 

 

電力各社とDOEが原子炉の運転期間延長に向け取り組む

米国エネルギー省は、電力各社からの、原子炉の稼動年数を80年まで延長したいとの要請に協力することを表明した。DOEは、原子力規制委員会から、1970年代に建てられた原子炉の運転期間を少なくとも2050年まで延長する許可を確実に得るために動いている。エクセロン、ドミニオン・エナジー、ネクストエラ・エナジーの各社は、規制委員会に対して、「ヴァージニア州、ペンシルベニア州、フロリダ州の8基の原子炉について、60年の運転許可を20年延長」することを要請すると述べた。原子力産業界では、20年以上の延長要請も期待しているとのことである。最終的に、原子力発電所の運転期間を延長する許可が下りるかは、原子力規制委員会にかかっている。

出典: Bloomberg

 

 

ウラン処理工場がテネシー州地元企業を潤す

テネシー州オークリッジに建設中のウラン処理工場は、建設作業がピークを迎える今後3年間、2000人以上に上る雇用を生み出すことが期待されている。工場では、米国海軍と研究炉向けのウラン濃縮が行われる予定である。これまでに60億ドルがプロジェクトにおける建設費用・調達費用として承認され、テネシー州の地元企業がこれによって利益を得る見込みである。

出典: Times Free Press

 

  • Tags: