世界のエネルギーニュース総括: 8月31日


Forum on Energyの週刊ニュース総括では、ウェブ上からピックアップした世界のエネルギーに関する話題について取り上げています。ニュース総括は毎週木曜の朝Forum on Energyで公開され、Twitterアカウント@forumonenergyからも閲覧可能です。

 

GE日立ニュークリア・エナジーとARCニュークリアがSMR開発の促進に向け提携

8月28日、GE日立ニュークリア・エナジー社(GEH)とAdvanced Reactor Concepts社(ARCニュークリア)は先進の小型モジュラー炉(SMR)であるARC-100の開発と認可取得に向けて協力することを発表した。両社は、GEHのもつ先進的原子炉の設計に関する知的財産をARCニュークリアが使用することを認める開発協定を結んだ。加えて、GEHはARCニュークリアに対し「品質、安全文化、人材育成、プロセス、手順、およびツールといった原子力技術インフラに関するプログラムへのアクセス」を提供する。協力体制を敷く主たる狙いは、先進原子炉技術の商用化を加速させること。

出典:Business Wire

 

日本の原子力規制委機関、2つの発電所で工事計画認可

先週、関西電力と九州電力により提出された原子力発電所の設備を強化するための工事計画が日本の原子力規制委員会によってそれぞれ認可された。日本では再稼動に向けて、1)電気事業者が原子炉の設置変更許可を申請、2)電気事業者がプラントの設備を強化するための工事計画に対する許可を申請、3)プラントが新規制基準を満たしていることを確認する使用前の最終的な審査、という3段階のプロセスがあり、今回の認可は3つの段階のうちの1つである。関西電力は福井県にある大飯発電所3・4号機、九州電力は佐賀県にある玄海原子力発電所3号機について工事計画を提出していた。両社はこれらの原子炉の「使用前検査」への申請に向けて動く見込み。

出典:World Nuclear News

 

福島第一のデブリ撤去、予定どおりに進む

日本政府は本日、福島第一原子力発電所における溶けた核燃料の撤去作業をスケジュールどおりに行う、と発表した。撤去作業は2021年に開始され、「各原子炉の格納構造物の中にロボットアームを挿入」することで行われる。今回の発表は、3号機の溶融燃料の様子の水中カメラ撮影に成功したことを受けたもの。溶けた燃料の位置が判明したことで、撤去作業が予定どおりに進められる。

出典:Nikkei Asian Review 

 

DOE職員、米国の原子力の将来に期待

エネルギー省原子力担当のエド・マクギネス主任副次官補は最近のインタビューで、過去26年の間で米国においてこれほど「クリーンなベースロード電源として他の電源を補うという原子力の役割について、政権が強く支持している」のは見たことがない、と述べた。また、原子力発電所の事業者に対する許認可プロセスを効率化することが米国政府および産業界にコスト削減と収益増加をもたらし、原子力市場に益するだろう、という考え方を示した。同じインタビューで、先進小型モジュラー炉について「とても期待されており、大いなる発展の可能性をもつ」と支持を表明した。

出典:Federal News Radio 

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