世界のエネルギーニュース総括: 6月1日


Forum on Energyの週刊ニュース総括では、ウェブ上からピックアップした世界のエネルギーに関する話題について取り上げています。ニュース総括は毎週木曜の朝Forum on Energyで公開され、Twitterアカウント@forumonenergyからも閲覧可能です。

TMI原子力発電所1号機、2019年に早期閉鎖へ

5月30日、米国エクセロン社はペンシルベニア州で所有するスリーマイルアイランド(TMI)原子力発電所1号機について、連邦政府や州政府が原子力発電の利点に補償を与えるエネルギー政策を取らない限り、2019年に永久閉鎖する方針を表明した。同発電所では1979年に炉心溶融事故を起こした2号機が閉鎖された後、1号機は卸電力価格の長期的な低下などにより過去数年に渡り収益が低迷していた。エクセロン社は、2020年~2021年の設備容量確保のために実施したオークションにおいて、同炉が勝ち残れなかったことを公表していた。1号機は2034年まで運転継続が可能であるが、連邦政府や州政府の補助がなければ、さらに閉鎖時期が早まる可能性がある。

出典: CNN, The Wall Street Journal

 

米国、パリ協定離脱を発表

トランプ米大統領は1日、地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」から米国が離脱することを発表した。トランプ氏は選挙公約でパリ協定の離脱を表明しており、同協定は米国の経済に打撃を与えると主張していた。一方で同氏は、米国民と米国企業にとってより「公平な」新たな条件について交渉を開始することも明らかにした。

出典: The New York Times

 

米国NRC、ノースアナ3号機増設計画のCOL発給を承認

米国原子力規制委員会(NRC)は、ドミニオン社が所有するノースアナ原子力発電所3号機の増設計画に対し、建設・運転一括認可(COL)を発給することを承認した。3号機はGE日立ニュークリア・エナジー(GEH)社製の160万kW級のESBWRを予定しており、建設費は最大190億ドルを見込んでいる。

出典: Daily Progress

 

 

カナダ原子力安全委員会、廃棄物施設の運転認可を更新

カナダ原子力安全委員会(CNSC)は、オンタリオ・パワー・ジェネレーション社が所有するウェスタン廃棄物管理施設(WWMF)の運転認可を更新した。運転認可は2027年5月31日まで延長される。今回の更新では、貯蔵や処理施設増設のための建設も許可される。

出典: World Nuclear News

 

米国連邦エネルギー規制委員会、原子力を含む市場設計に関する意見聴取を実施

米国連邦エネルギー規制委員会(FERC)は先週、エネルギー政策と卸電力市場について、州の目標に関する意見聴取を行った。州の政策目標には、原子力発電所を含むゼロエミッションの発電所に対する(税額控除などの)支援が含まれる。本トピックスは5月に開催されたFERC技術会議で取り上げられたものであり、同委員会は電力市場設計を改革するためのさらなる課題を模索している。2017年6月22日まで意見聴取が行われる。

出典: The National Law Review

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