世界のエネルギーニュース総括: 10月5日


Forum on Energyの週刊ニュース総括では、ウェブ上からピックアップした世界のエネルギーに関する話題について取り上げています。ニュース総括は毎週木曜の朝Forum on Energyで公開され、Twitterアカウント@forumonenergyからも閲覧可能です。

 

DOE長官、建設中2基に助け舟

先週、エネルギー省長官のリック・ペリー氏は、ジョージア州で行われている2基の原子炉の建設を支援するため、エネルギー省が37億ドルの融資保証を提供すると発表した。融資保証は、ボーグル原子力発電所で建設工事に取り組んでいるジョージア州の電気事業者に対して提供される。この動きは、ペリー長官が同省のスタッフに「電力系統の信頼性とレジリエンスの評価、さらに電力市場の変遷に関する見通しを含む報告書を作成するよう」指示したことを受けたものとみられている。上がってきたレポートには、原子力エネルギーが重要なベースロード電源であり、米国の電力系統の信頼性を担保するうえで中心的な役割を果たしている、と述べられていた。

出典:The Washington Post

 

IAEAが新たな研究所設立のための資金確保

国際原子力機関はドイツ、日本、ノルウェー、米国から、新たな研究所を設立するための支援を受けた。この資金により、オーストリアのザイバスドルフに新たな研究施設を建てる計画が実現可能となる。フレキシブルモジュラー研究所(Flexible Modular Laboratory)と名づけられた新拠点は2018年に完成見込みで、各国が開発目標を達成するために科学技術や原子力科学を利用する上での支援を行う。天野之弥事務局長は「原子力応用研究のための施設を更新することは、IAEAが取り組んできたプロジェクトの中でもとりわけ重要なものである。この恩恵は何十年先も加盟国にもたらされるだろう・・・」と話している。

出典:World Nuclear News

 

ヒンクリーポイントC計画の建設は続く

中国と英国とフランスは、英国のブリストル海峡沿いのサマセットで行われているヒンクリーポイントCプロジェクトの建設工事を続けるために協力している。中国広核集団(CGN)が多額の投資を行っている他、フランスの電気事業者フランス電力(EDF)も資金提供している。EDFとCGNは既に中国南部の原子力発電所でも協力の経験がある。EDFの幹部であるリチャード・メイソン氏はヒンクリーポイントでの建設計画について「中国の原子力産業の転機」だと述べた。

出典:Telegraph

 

ニュージャージー州の発電所、寿命前に閉鎖か

ニュージャージー州のオイスタークリーク原子力発電所は、2019年の運転期限よりも早く閉鎖される可能性が出ている。オーシャン郡に位置する同発電所は米国の稼働中の原子炉の中で最も古く、ニュージャージー州の電力の9%程度を供給している。昨日、ニュージャージー州のクリス・クリスティ知事は「最近のエクセロン社の執行部との会話から言えることは、(発電所閉鎖の)計画は着実に、予定よりも少し早く進んでいる」、「1月の任期満了までになるべく計画を進めて、完了させておきたい」と話した。

出典:NewsWorks

  • Tags: