世界のエネルギーニュース総括: 7月1日


Forum on Energyの週刊ニュース総括では、ウェブ上からピックアップした世界のエネルギーに関する話題について取り上げています。ニュース総括は毎週木曜の朝Forum on Energyで公開され、Twitterアカウント@forumonenergyからも閲覧可能です。

英国原子力産業、EU離脱により暗雲が漂う

情報筋によると、英国のEU離脱によって、ヒンクリー・ポイントC原子力発電所の建設計画が犠牲となる可能性を示唆する者もいる。一方で、EDF最高経営責任者ジャン・ベルナール・レヴィ氏は、英国の決定がヒンクリー・ポイントC建設に関するEDFのエネルギー戦略に及ぼす影響はないと断言した。「我々はその他の大企業と同様に市場の中で取引を行っており、いずれの立場も取られていないことを確認している」と述べた。

出典: World Nuclear News , Wall Street Journal, Independent

電力9社の株主総会、脱原発提案を否決
電力9社の株主総会で、福島事故後の安全性に対する懸念が依然として残るとして、脱原発を求める株主提案が出されたがいずれも否決された。九州電力株式会社で開かれた株主総会で、瓜生道明社長は、「原子力発電所の再稼働や化石燃料費の大幅な下落で黒字を確保することができた。玄海原子力発電所(佐賀県)の早期再稼働に向けて取り組む」と説明した。
出典: Japan Times, Asahi Shimbun

 

北米3カ国、2025年までにクリーン・エネルギー50%を確約
オバマ大統領はカナダ首相、メキシコ大統領とともに、2025年までに北米のクリーン・エネルギーを50%まで高めることを発表した。現在、原子力、風力、太陽光および水力などのクリーン・エネルギー源からの電力は3カ国合わせて37%である。また現在米国では、発電量の約19%を原子力が占めるが、オバマ大統領顧問のブライアン・ディーズ氏は、この割合は将来的に増加しないだろうと述べている。
出典: Ecowatch, CNN, Washington Examiner

三菱重工、EDFと共同でアレバ株を取得
仏国エネルギー大手EDFは、三菱重工業(MHI)との間で原子力発電事業での協調に向けた覚書を締結した。これにより、MHIはEDFとともに、アレバNP原子力発電事業の少数株主として資本参加することとなる。EDFの会長兼最高経営責任者ジャン・ベルナール・レヴィ氏は、「この機会を得たことによって、世界市場での新規原子力計画を協力して達成するための基礎が敷かれることとなり、日仏両国の原子力産業全体の利益になるだろう」と述べた。
出典: Energy Business Review, Bangkok Post