世界のエネルギーニュース総括: 6月16日


Forum on Energyの週刊ニュース総括では、ウェブ上からピックアップした世界のエネルギーに関する話題について取り上げています。ニュース総括は毎週木曜の朝Forum on Energyで公開され、Twitterアカウント@forumonenergyからも閲覧可能です。

 

アレバ、組織再編を公表
仏国アレバは、再建計画で90億ドルの資金調達を見込んでいると公表した。国営原子力企業が3社に分割される。新会社(仮称New Co.)は原子力発電所向けの核燃料を取扱い、原子炉製造事業は国営電力会社EDFが引き継ぎ、アレバ本体は持ち株会社として建設が遅延しているフィンランドのオルキルオト3号機の対応に直接当たる見込みだ。
出典: The Wall Street Journal, Reuters

GAIN、原子力開発バウチャーを供与
米国エネルギー省の原子力の技術革新を加速するゲートウェイ(GAIN)イニシアティブは、3月に申請を提出済みの小規模企業8社に対して原子力バウチャーを与えた。パイロット・プロジェクトの合計額は200万ドルであり、各バウチャーには5~30万ドルが割り当てられる。小規模企業8社とは、Creare LLC、Columbia Basin Consulting Group LLC、Terrestrial Energy USA Ltd、 Transatomic Power Corporation、Ceramic Tubular Products、Oklo Inc.、CompoRex LLCとBgtL LLCである。提案内容は原子炉技術に関しての新型材料の開発からエネルギー貯蔵システムまで多岐に渡る。
出典: World Nuclear News

欧州員会の決定、中国国営原子力企業に影響力
欧州委員会は、仏国EDFと中国の国営企業中国広核集団(CGN)による合弁会社の提案をレビューし、CGNは中国中央政府の国営企業に対する管理から独立していないと結論付けた。その結果、欧州の独占禁止法問題に絶対的な権限を有する委員会は、同委員会が取引を取り消すべきか決定する権限を持つと決定した。今回の事例は中国企業の欧州進出に関する先例となり、今後同様の取引ではこれまで以上の調査が必要とされる。

出典: Reuters

日本のアナリスト、原子力発電関連銘柄の株価を強気から弱気へ転換
SMBC日興証券アナリストの塩田英俊氏は、これまで関西電力株に関して強気なアナリストであったが、日本電力株をアウトパフォームから中立に格下げするとともに、利益予想を減額し、目標株価を下方修正した。この発表がなされる前、関西電力の目標株価をブルームバーグに提供したアナリスト10人の中で塩田氏は最も高い価格を設定していた。報道によると塩田氏は、大津地裁が関西電力高浜3号機の運転停止を命じたことによって、2019年3月期まで同発電所は再稼働しないと想定している。関西電力の株価は5.6%下落した。
出典Bloomberg