世界のエネルギーニュース総括: 1月5日


Forum on Energyの週刊ニュース総括では、ウェブ上からピックアップした世界のエネルギーに関する話題について取り上げています。ニュース総括は毎週木曜の朝Forum on Energyで公開され、Twitterアカウント@forumonenergyからも閲覧可能です。

 

米国放射性廃棄物パイロットプラント、再開

ニューメキシコ州カルスバッドに位置する米国エネルギー省の廃棄物隔離パイロットプラントの作業員は、2014年にコンテナが破裂し作業員20名が汚染されてから3年間で初めて施設にドラム缶2パレットを収容した。貯蔵廃棄物はすでにサイト内で地上に達し、新たな廃棄物は搬入されていなかった。プロセスは極めてスムーズに行われていると報じられる。WIPPは現在、国による唯一の地下貯蔵施設である。

出典: USA Today

 

新潟県知事、原子力再稼働反対の姿勢を示す

米山隆一新潟県知事は東京電力の数土文夫取締役会長、廣瀬直己代表執行役社長と面談を行った。知事は、2011年の福島事故に関して完全に説明を行い、新潟県民の避難計画を策定し、福島第一事故の健康被害を報告するまで柏崎刈羽原子力発電所を再稼働しないという公約を繰り返した。米山知事は原子力再稼働反対のスタンスで当選した。知事のこのスタンスは、柏崎刈羽発電所を再稼働することによって財政健全化を図りたい東京電力に対して打撃を与え、ひいては日本の再稼働にも影響を及ぼすこととなる可能性がある。

出典Reuters

 

2016年、世界の原子力発電設備容量増加

世界原子力協会によると、2016年末の世界の原子力発電設備容量は391.4 GWeとなり、2015年末の382.2 GWeから増加した。合計設備容量9,579 MWeの新規炉10基が2016年に発電を開始した。10基のうち5基は中国によるものであり、世界全体における運転中の原子炉は447基となった。原子炉の改良により2016年にはさらに92 MWeの容量が加わった。

出典World Nuclear News

 

中国石炭大手、英ヒンクリーポイントへの投資を決定

中国石炭大手の永泰能源(Wing Tai Energy in Chinese)の株主は、提案されていたヒンクリーポイント原子力開発計画への投資を承認した。同計画は、傘下のHuayuan New Energyを通じてヒンクリーポイントに最大30億元(4億4,000万ドル)を行うものである。永泰能源と中国広核集団による原子力と他のクリーンエネルギープロジェクトを世界規模で展開するための連携合意に続いて本計画が発表された。

出典: World Nuclear News

 

東芝、2月中旬に損失額をとりまとめ

12月に発表したウェスチングハウスの減損に続き、東芝では現在、評価損の規模をとりまとめるに先立ち、債権者の支持を取り付けるために奔走している。東芝は1月末までに銀行に対して最終損失額を伝達し、2月半ばまでにとりまとめるとしている。東芝の不正会計が続いているが、最終的に主要金融機関は東芝に対する援助を行うことが見込まれる。

出典: Reuters