日本の原子力政策に関する公式アップデート


2016年12月5日、日米円卓会議の第9回会合がワシントンDCで開催された。最重要課題として注目を集めたのは、トランプ政権下における原子力産業界の今後の動向と南シナ海における地政学的問題であったが、会合終盤に行われた経済産業省の平井裕秀審議官による日米原子力同盟と日本の原子力産業界に関する詳細なアップデートに注目が集まった。この議題は2015年の会合でも取り上げられたものだ。

平井氏のプレゼンテーションの内容は広範にわたった。最初に福島第一事故によって、過去5年間に日本の炭素排出量とエネルギー安全保障に生じた影響の概観を提示した。その後、原子炉再稼働に関する現状の概要を説明し、NRAの審査プロセスを経て原子炉の再稼働に向けた取り組みが進展していることを強調した。平井氏はまた、日本での電力自由化に向けてこれまでに達成した重要な取り組みについても述べた。
その後、世界的なトピックスに話題を転じ、日米協力が世界の原子力市場や炭素排出量削減において果たす重要な役割を評価した。最後に平井氏は、福島クリーンナッププロジェクトに関する現状のアップデートを提示するとともに、重要な発表を行ってプレゼンテーションを締めくくった。東京電力グループは「TEPCO CUUSOO」というオープンイノベーションプラットフォームを開設し、福島第一の廃炉に関するイノベーション提案の募集を開始した。プラットフォームはこちら

平井氏の詳細かつ意義深いプレゼンテーションはこちら。

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