世界のエネルギーニュース総括: 11月10日


Forum on Energyの週刊ニュース総括では、ウェブ上からピックアップした世界のエネルギーに関する話題について取り上げています。ニュース総括は毎週木曜の朝Forum on Energyで公開され、Twitterアカウント@forumonenergyからも閲覧可能です。

 

玄海34号機、安全審査合格

原子力規制委員会は、九州電力玄海原子力発電所3、4号機に関して、新規制基準に適合しているとする「審査書案」を取りまとめた。今後、原子力委員会と経済産業省への意見聴取および一般への意見公募を経て正式決定となる予定だ。2017年度中に再稼働する見通しである。

出典Bloomberg

 

日印原子力協定、署名に向け最終調整へ

インドのモディ首相は、東京で開催する安倍首相との首脳会談に合わせて原子力協定への署名を行う予定である。米国大統領選と中国の動向を考慮すると、極めて重要なタイミングと言える。両国は、インドが核実験を実施した際に協力を停止する主旨の文言を盛り込むことについて、約6年間交渉を行ってきた。文書の「法的、技術的」精査が行われているが、今回のモディ首相滞在期間中に協定に署名できるかは不確かである。

出典: Reuters

 

GE日立、米国での濃縮に向け前進

米国エネルギー省(DOE)は、GE日立核濃縮合弁会社(GLE)との間で40年超にわたる劣化ウラン売却に関する契約に合意したことを発表した。これにより、計画予算10億ドルのケンタッキー州マクラッケンの濃縮工場が成功に一歩近づくこととなった。当該施設では、DOEが在庫として保管するシリンダ65,000本分の劣化ウランを濃縮する計画である。劣化ウランは濃縮後、核燃料として使用される。

出典West Kentucky Star

 

ベトナム、原子力発電所建設計画を白紙へ

ベトナムは、国内電力需要の伸びが鈍化したことなどを受けて、初となる原子力発電所2基の建設計画を白紙化することを決定した。ベトナム電力公社によると、より安価な他の電源と比較すると原子力は経済的に実用的ではないとのことだ。国会では今月下旬にも政府決定を承認する予定であると報じられている。原子力計画は2009年に承認され、日本とロシアの企業が建設を担う計画であったが、福島第一事故を契機として導入時期が2020年まで後ろ倒しとなっていた。

出典: Asian Correspondent

 

ノーススター、バーモント・ヤンキー発電所の廃止措置を実施する見込み

廃炉が決定しているバーモント・ヤンキー原子力発電所の運営会社であるエンタジーは、ノーススター・グループへ同発電所を売却することによって廃止措置プロセスが加速されるだろうと発表した。ノーススターは解体・修復を行う会社であり、同発電所については非公開額での購入にすでに合意している。取引成立には原子力委員会の承認が必要とされるが、2018年末までにはとりまとめられる見通しである。

出典World Nuclear News