世界のエネルギーニュース総括: 5月19日


Forum on Energyの週刊ニュース総括では、ウェブ上からピックアップした世界のエネルギーに関する話題について取り上げています。ニュース総括は毎週木曜の朝Forum on Energyで公開され、Twitterアカウント@forumonenergyからも閲覧可能です。

ウエスチングハウス、中国での原子炉建設でパートナーシップ締結
中国とのパートナーシップの締結は、中国が世界的な原子力プレーヤーとして台頭してきていることを如実に物語るものである。ウエスチングハウスは現在、最新の加圧水型軽水炉AP1000を売り出し中だ。米国内では18基の原子炉建設計画がある一方で、中国では135基の建設を計画している。これは現在世界中で予定されているすべてのプロジェクトを上回る数である。中国なくして、ウエスチングハウスは、福島事故後の需要減少や原子炉停止によって被った原子力事業における約15億ドルの損失補填はますます困難となるであろう。
出典Forbes

トランプ氏のパリ協定再交渉要求、モニズ長官が一蹴shutterstock_390130231
共和党の指名確実候補となったドナルド・トランプ氏は、大統領に就任した暁には、昨年12月に合意した気候変動に関するパリ協定の再交渉を模索するつもりであることを主張した。トランプ氏は、パリ合意は他国に比べて米国を不公平に取り扱うものであると主張するとともに、気候変動を信じていないと述べた。米国エネルギー省のモニズ長官は、オバマ大統領が尽力してきた気候変動対策を次期大統領が覆すことはないと信じていると述べこれに応えた。モニズ長官はまた、直接トランプ氏による再交渉に関する約束にコメントはしていないが、トランプ氏が要求するパリ協定の再交渉や協定の無視については一蹴した。
出典: ReutersThe Hill

NRC、初のSMR事前サイト許可審査申請を受領
国営のテネシー渓谷開発公社(TVA)は、原子力規制委員会(NRC)に対してテネシー州クリンチ・リバーサイトにおける小型モジュール炉(SMR)の事前サイト許可(ESP)審査の申請をした。SMR用にDOEとの共同設立によるESP申請がNRCに申請された例としては初めてとなる。DOEは、2015年8月に締結した3年間に渡るコストシェア協同合意の下、アイダホ国立研究所においてNuScaleとUtah Associated Municipal Power Systemsのサイト調査を支援している。
出典World Nuclear News

英国政府、ヒンクリー・ポイント合意に自信を示す
英国エネルギー・気候変動省の調達およびIR部長であるジェレミー・アレン氏は、先週パリで開催された原子力に関する会議でヒンクリー・ポイント合意について議論した。英国政府は、ヒンクリー・ポイントCについてEDFとの間で「なされるべき合意がある」と自信を持つ。EDFエナジーと英国政府との間における契約の重要な要素となるのは、低炭素発電事業者と国営会社である低炭素契約会社との私法上の契約である差金決済取引(CfD)であるとアレン氏は述べる。
出典World Nuclear News

ロシアとカンボジア、原子力協力で合意
ロシアとカンボジアは、5月17日付で原子力の平和利用に関する覚書を締結した。ロスアトム総裁とカンボジアの環境大臣が、両国首脳による会合の枠組みにおいて作成された文書に署名した。
出典Sputnik News