経済産業省の審議官が日米円卓会議で原子力協力について講演を行う


KAP_USJRT_2015-02612月10日木曜日、ハワード・ベイカー・フォーラムは、ライシャワー東アジア研究所との共同主催の下、原子力協力に関する日米円卓会議第8回会合を開催した。今年は「日米:エネルギー安全保障と気候変動問題に対する取り組み」に焦点をあてた会合となった。

ワシントンDCに本拠を構えるジョンズホプキンス大学高等国際関係大学院で開催された本会議では、著名なプレゼンターの見解に関して講演者と出席者の間で活発かつ実りある議論が繰り広げられた。

最初のプレゼンテーションは、経済産業省原子力事故災害対処審議官の平井裕秀氏によって行われた。平井氏は、経済産業省が実施している日本のエネルギー安全保障の取り組みと気候変動対策の両方について冗談を交えながら深い洞察を示した。特徴的だったのは、原子力産業における幅広いロボット改革を日本のアニメポケモンに例えたことである。

そのように愉快な例示が盛り込まれた平井氏のプレゼンテーションは3つの重要な章から構成され、サブトピックにおいて詳細を検証したものとなっている。

  1. 福島第一原子力発電所
  • 今年半ばに導入された水質除染システムの最新状況
  • 作業員の安全性を含むサイト状況の改善
  • 福島第一原子力発電所のクリーンナッププロセスに導入されたロボット改革とロボット技術の紹介
  1. 日本のエネルギー政策
  • 2030年に向けた新たな電源ベストミックスの決定と、原子力比率20~22%に関するプレゼンテーション
  • 川内1,2号機の再稼働と高浜3,4号機および伊方3号機に対する審査合格証発行を含む日本の原子力発電所再稼働に関する最新状況
  • 9月に電力取引監視等委員会が設置された後の日本の電力自由化に向けた最新状況
  1. 世界の原子力
  • 原子力主要国と国営企業を視覚的に表した世界の原子力産業の構造
  • 日米二国間の原子力協力、特に原子力安全と核不拡散を中軸に据えた日米両国の役割
  • 資金調達、公平な条件でのメンテナンス、運転規模拡大、取引における守秘義務の保護、安全基準の強化など世界の原子力市場が直面する課題

Hirai presentation header平井氏のスピーチは、原子力産業の展望と原子力産業が直面する課題を効果的に示しており、2015年会議の開始にあたって聴衆を引きつけるスピーチとなった。平井氏のプレゼンテーション全文を今後紙面で取り上げていきたい。

  • Tags: