世界のエネルギーニュース総括: 12月3日


water contamination mapForum on Energyの週刊ニュース総括では、ウェブ上からピックアップした世界のエネルギーに関する話題について取り上げています。ニュース総括は毎週木曜の朝 Forum on Energyで公開され、Twitterアカウント @forumonenergy からも閲覧可能です。

福島事故による米国海岸の放射能レベル更新
福島事故による海洋放射能の広がりを監視している科学者は、米国西海岸で汚染の兆しを見せる場所が増えていると報告し、放射性セシウム同位体の観測値を示した。しかし、検出された放射能量は一番高いところでも米国政府が飲料水に対する安全上限としている値より500倍低い値である。さらに、アラスカ州保健省の最新試験報告では、アラスカ州の海産食品は福島の放射能によって汚染されていないことが確認されたとのことである。
出典: Woods Hole Oceanographic Institution, Japan Today

NuScaleArevaが燃料集合体の製造契約を発表
アレバはNuScaleとの間で、小型モジュール炉(SMR)技術用の燃料集合体の製造に関する契約に署名した。これによりArevaは原子炉の初装荷炉心とその後の取替燃料を提供することとなる。 この燃料集合体に対する機械的、熱的水圧試験が現在実施中である。NuScaleは、2016年後半に米国原子力規制委員会に対する設計承認申請を計画している。
出典: NuScale, World Nuclear News

ロシアの核施設が福島第一の核燃料再処理を支援する計画
マヤーク核技術施設は、当該施設のうち1施設を福島第一原子力発電所から出る使用済燃料を再処理できるように改造工事を実施していると報じた。RT-1施設は2017年初めまでには福島第一から出た燃料体の輸送と再処理を開始できるよう準備が進められる予定であるが、再処理後に発生した核物質は輸送されるまでサイト内で使用済燃料キャニスタに入れて保管しなければならない。マヤーク核施設は国営原子力企業ロスアトムの傘下にある。
出典: Sputnik News

エンタジーがフィッツパトリック原子力発電所の運転継続計画を却下
今週、クオモ・ニューヨーク州知事は、収益悪化に苦しむフィッツパトリック原子力発電所を当面の間運転継続する計画を打ち出したが、運営会社であるエンタジーは提案を却下した。クオモ氏の計画ではエクセロンが自費で燃料取替を実施する可能性を示していた。エクセロンはこの提案を承認したが、スポークスマンはエンタジーとの協議は行っていないと述べた。報道によると、エンタジーと発電所の運転継続を望む州エネルギー当局との協議が行われているとのことである。
出典: Politico New York

METIの専門委員会が再処理事業の新認可法人を提案
METIは専門委員会で、核燃料再処理事業に対する政府の関与を強めるため、新認可法人の設立を提案した。専門委員会の提案では、この新認可法人は六ヶ所の再処理事業を現在の工場運営者である日本原燃株式会社へ委託することとなる。この枠組みの下で、電気事業者は再処理コストを請け負うために新認可法人へ拠出金を支払う義務を負うことになる。政府はパブリックコメント実施後に計画を最終化し、来年、国会へ関連法令改定のための法案を提出する予定である。
出典: The Japan Times

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