世界のエネルギーニュース総括:9月10日


Forum on Energyの週刊ニュース総括では、ウェブ上からピックアップした世界のエネルギーに関する話題について取り上げています。ニュース総括は毎週木曜の朝Forum on Energyで公開され、Twitterアカウント@forumonenergyからも閲覧可能です。

川内原子力発電所営業運転再開
九州電力株式会社は本日9月10日木曜日に、川内原子力発電所1号機が同日に原子力規制委員会によって実施された「最終検査を終了し通常運転」を再開したと発表した。検査完了に伴い、川内1号機は現在営業運転を開始しており、2016年10月の次回定期検査まで営業運転を継続する予定である。
出典The Economic TimesThe Japan News

世界の原子力設備容量は2035年までに45%増加する見通し
世界原子力協会によって発表された新たな報告によると、世界の原子力発電容量は今後20年で45%超増加し、現在の379GWeから2035年までには552GWeへ増加する見通しとなっている。しかし、国際エネルギー機関は、今世紀における世界の気温上昇を2℃以内に留めるためには、原子力の容量を2050年までに660GWeにすることが必要であると評価している。「今後5年間の原子力発電出力の増加は過去20年間の増加よりも早いペースとなる見通しである」という事実に関わらず、WNAによる予測では気温上昇抑制の目標を達成することが難しいと考える。
出典ReutersWorld Nuclear Association

後退に関わらずIAEAは原子力が引き続き増加すると予測
国際原子力機関でも今週年次報告を発表し、世界の原子力発電容量は引き続き増加すると予測した。IAEAはいくつかのシナリオを提示した。低成長予測では、世界の原子力容量は2030年までにわずか2.4%しか増加せず385.3GWeに留まる。高成長予測では、2030年までに68%増加し631.8GWeに到達すると予測する。しかし、いずれケースの予測水準も2014年報告に比較すると低くなっている。
出典World Nuclear NewsIAEA

福島県内の町に対する避難指示解除
福島県楢葉町は正式に避難指示を解除した。これにより住民は本格帰還が可能となる。楢葉町は福島第一原子力発電所から20キロに位置しており、避難指示が出された7市町村のうち初めて避難指示が解除される。町では将来にわたってモニタリングが行われる予定である。人口7,400人の内すぐに帰還する意図を示しているのはわずか10% であり、学校などの主要なインフラが2年間は開設されないなど課題は多い。
出典The Japan TimesWorld Nuclear News

米国エネルギー省が新廃棄物貯蔵計画で新たな一歩を踏み出す
DOEのチームは、同意に基づくサイト選定の下、2048年までに恒久的な最終処分場を建設するために2年前にオバマ政権によって概要が示された計画に従って、放射性廃棄物の貯蔵を進んで引き受ける可能性のあるコミュニティーに働きかけるための戦略策定を開始した。この計画はポストユッカマウンテンを代表するものでもある。現在ユッカマウンテン廃棄物処分場は機能しておらず、エネルギー省は核廃棄物をどう取り扱うかについて大幅な改定を必要としている。
出典E&E News

 

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