世界のエネルギーニュース総括:8月27日


Forum on Energyの週刊ニュース総括では、ウェブ上からピックアップした世界のエネルギーに関する話題について取り上げています。ニュース総括は毎週木曜の朝Forum on Energyで公開され、Twitterアカウント@forumonenergyからも閲覧可能です。

九州電力株式会社は川内原子力発電所の漏えい個所を特定し施栓を実施
九州電力株式会社は、蒸気を冷却するために海水を取り入れる復水器細管での漏えい発生を確認したことから、発電機出力を100%出力へ上昇させることを延期していた。最終的に5本の細管に小さなひびを確認したため施栓を実施した。またその他64本には予防施栓を実施した。手順に従い、発電所の出力上昇を再開させる見通しである。
出典Kyushu Electric Power Co., The Asahi Shimbun

PJM容量オークションにおいて原子力が敗北
エクセロンの原子力発電所3基がPJM容量オークションの落札に失敗した。これはエクセロンが依然として市場に電力を販売できるにも関わらず容量による収入を得られないことを意味する。価格競争分野では再生可能プラントや天然ガスプラントがより多く系統連系されるようになってきている。原子炉のうち、オイスター・クリーク原子力発電所は既に2019年に早期停止が予定されている。エクセロンはその他不採算の原子力発電所の停止を検討していることを表明しており、バイロン原子力発電所、クリントン原子力発電所、クアド・シティーズ原子力発電所などの原子炉が閉鎖の危機にある。
出典World Nuclear News

METIは廃炉が決定した原子炉が立地する自治体に対する新たな補助金を検討
METIによると、原子力発電所の廃炉に伴う既存交付金の減額に直面する自治体に対する財政支援策として2016年度政府予算に45億円を盛り込む方針である。4月に5基の廃炉決定を公表したことに続き、当該発電所周辺自治体への交付金減額が差し迫っているが、全国知事会は廃炉が完了するまで地元自治体に対する支援を継続するよう要求している。
出典The Japan Times

IAEAとカザフスタンが核燃料バンクの設立に合意
IAEAとカザフスタン政府は低濃縮ウラン(LEU)燃料「バンク」の設立に合意した。カザフスタンのオスケメンに設置される予定である。LEUバンクは、IAEA加盟国が世界の商業市場でLEUを調達できない場合に、最終手段としての供給者の役割を果たすことを予定している。またこれは各国が濃縮施設を建設することを抑制するなど核不拡散に向けた取り組みを推進する重要なステップであるとも言われる。施設は2017年の開設を目指しており、開設後最初の10年間は核脅威イニシアティブ、米国、欧州連合、アラブ首長国連邦、クウェート、ノルウェイおよびカザフスタンによる任意拠出金で賄われる予定となっている。
出典World Nuclear News