世界のエネルギーニュース総括:7月17日


Forum on Energyの週刊ニュース総括では、ウェブ上からピックアップした世界のエネルギーに関する話題について取り上げています。ニュース総括は毎週木曜の朝Forum on Energyで公開され、Twitterアカウント@forumonenergyからも閲覧可能です。

日本が将来の原子力エネルギーを承認
日本政府は4月に提出されたエネルギー基本計画を承認した。これは今後15年間のエネルギーポートフォリオを示すものである。2030年までに日本の発電電力量のうち、太陽光や水力などの再生可能エネルギーが最大24%、原子力が最大22%を賄うことが設定されている。この計画は安倍政権による数カ月に渡る議論の末に決定したものであり、温暖化ガス排出量の低減、原子力安全に対する懸念、予備供給力の必要性の均衡を取るべく模索した結果である。
出典Bloomberg

伊方原子力発電所3号機が安全審査に合格
原子力規制委員会は四国電力株式会社に対して、愛媛県の伊方原子力発電所3号機の原子炉設置変更許可審査書案を許可した。これは発電所を再稼働するために適合することが必要となる3つの規制承認のうち最初のものであり、四国電力が2013年7月に申請していた。膨大な量の文書審査、74回に及ぶ審査会合そして現場での安全性評価の後に得られたこの最初の承認が示しているのは、原子力規制委員会は伊方原子力発電所が稼働のために必要となる新規制基準を満たしていると判断したことである。次のステップは、工事計画や保安規定のレビューとなる予定である。
出典World Nuclear News

セラフィールドの原子力発電所建設計画に進展
英国はカンブリアのセラフィールドに100億ポンドで発電所を建設する計画を公表した。ニュージェンが土地を取得し最終的に原子炉3基を新設する予定である。このプラント建設によって2万1000人の雇用が創出されると見込んでいる。3基の発電機出力は合計3.4GWとなり、英国の総電力需要の約7%に対応する見込みである。建設開始は2017年で、2024年、2025年、2026年に稼働を予定している。この計画は、将来のクリーンエネルギー導入促進およびエネルギー安全保障における大きな進展であるとして英国エネルギー・気候変動大臣やその他閣僚によって歓迎されている。
出典Mirror

原子力規制委員会が文書改ざんを受けて安全文化を批判
日本の原子力規制委員会は原子力安全文化を批判した。これは中国電力が低レベル放射性廃棄物取扱機器の安全検査を実施していないにも関わらず当該検査を実施したとする文書を不正に作成したことが判明したためである。2012年に設立された原子力規制委員会は電力会社に対して日本の原子力業界における安全および組織の文化を改善することによって産業界や国に発展をもたらすよう引き続き要求している。
出典: Economic Times