世界のエネルギーニュース総括:1月8日


foe_newsroundup_blueForum on Energyの週刊ニュース総括では、ウェブ上からピックアップした世界のエネルギーに関する話題について取り上げています。ニュース総括は毎週木曜の朝Forum on Energyで公開され、Twitterアカウント@forumonenergyからも閲覧可能です。

カザフスタンが東芝から原子炉を購入
カザフスタンは、国内初の原子炉を輸入するために、東芝と交渉を行っている。東芝は、子会社の米ウェスチングハウス社が開発した、100万kW規模の加圧水型軽水炉AP-1000を輸出する予定だ。この取引は、ロシアから原子炉を購入するという当初の計画からの変更を受けている。各位によると、カザフスタンはロシアへの過度なエネルギー依存に警戒心を抱き始めているという。東芝との交渉は、日本の会計年度末である4月までにはまとまる予定だ。
出典4 Traders

朝日新聞が乾式キャスク貯蔵施設に積極的な見解
朝日新聞は、貯蔵により将来再処理できるかもしれない燃料が廃棄される危険性を鑑み、日本の事業者が、乾式キャスク貯蔵施設を建設するという政府の方針に抵抗していると報じた。事業者は、六ヶ所再処理工場の再稼働により新たな貯蔵施設が不要となることを望んでいる。加えて事業者は、現地の住民は貯蔵が永久に続くのではないかとの懸念から、仮設の乾式キャスク貯蔵施設にも反対していることを強調した。朝日新聞は、乾式キャスク貯蔵は現在使用されている使用済み燃料プールよりも好ましいと考えている。なぜならば、乾式キャスク貯蔵であれば、万が一電力不足が発生しても使用済み燃料を冷却することが可能なためだ。加えて朝日新聞は、繰り返し先送りされ、現在2016年3月までの延期が決定している再処理工場の稼働に対して、懐疑的な見解を示している。
出典朝日新聞

東芝が中国との契約に大手
日経Asian Reviewは、子会社である米ウェスチングハウス社が中国の6~8原子炉に対して装具を供給するという交渉について、東芝が最終局面へ到達したと報じた。16億ドルの価値があるとも言われているこの契約は、原子炉に必要な管理システム、タービンや他の器具を中国の山東省と浙江省にある海陽、三門の原子炉に提供するというものだ。以前2基の中規模原子炉を各発電所に建設したウェスチングハウス社は、ロシアや韓国の事業者たちとの争いを潜り抜けたと、Power Engineering Internationalは述べている。
出典Daily SabahPower Engineering InternationalNuclear Street

新たなNRCの委員長
1月1日を以て、アリソン・マクファーレン氏に代わりステファン・バーンズ氏がアメリカ原子力規制員会(NRC)の委員長に就任した。バーンズ氏は過去30年間に渡り、理事、法律顧問、地域業務監視課の弁護士など、NRCの中で様々な役割を務めてきた。バーンズ氏は今まで、パリの経済協力開発機構(OECD)で原子力機構(NEA)の法務部長を務めていた。マクファーレン氏の退任後の欠員は、依然空席として残っている。
出典World Nuclear News