世界のエネルギーニュース総括:11月13日


foe_newsroundup_blueForum on Energyの週刊ニュース総括では、ウェブ上からピックアップした世界のエネルギーに関する話題について取り上げています。ニュース総括は毎週木曜の朝Forum on Energyで公開され、Twitterアカウント@forumonenergyからも閲覧可能です。

114議会は原子力発電に関して大きく動く可能性は低い
Forbesの記事によると、共和党が化石燃料支持に向けて決定的に動く一方で、原子力発電は政策的なアジェンダから外れたままだろうとジェームズ・コンカ氏は主張する。共和党が多数派となる議会では、ユッカマウンテン最終処分場の計画を支持する可能性があり、放射性廃棄物問題に関しては何かしらの動きがあるとみられる。上院における議席数の変化による他の影響としては、原子力発電を他電源の競争から保護する政策が終わり、信頼性や壊滅的な事象への耐性といった外部性を含めたすべての電源の評価が始まる可能性が挙げられる。
出典Forbes

福島の汚染水問題には発電所の廃止措置よりも多くの人が従事
福島第一原子力発電所における汚染水対策の活動により、同発電所における廃止措置作業への注目が弱まるおそれがあるとAssociated Pressが報じた。数千人が汚染水やその対応に従事しており、これは発電所の廃止措置のため雇用されている数百の人々の倍以上である。除染作業は最低でも完了に40年かかるところ、水の問題によって作業が遅れている。
出典ABC News

ロシアがイランで原子力発電所を建設
ロシアは、イランで新たに2基の原子炉を建設することに合意した。将来的には、さらに6基の原子炉を建設する可能性がある。この契約は、ロシアが国際的な監視の下で発電に関する技術を提供するシステムを通じて、確実にイランが核兵器を製造しないようにするものだ。これらの新設炉は、ブッシュ政権の許可を得たイランにおいてロシアが建設した最初の発電所に増設される。ロシア産の濃縮ウランを購入することをイランに求めることで、ウラン濃縮を管理しようという努力にも関わらず、イランは医療用目的のウラン濃縮開発に固執している。
出典New York Times

日本の原子炉が再稼働の承認を得る
日本の鹿児島県は九州電力の2基の原子炉について、再稼働を承認した。薩摩川内市に位置する2基の原子炉は、来年早々に再稼働すると見込まれる。再稼働した場合、2013年9月に最後の原子炉が停止して以来、初めての正式な原子力発電の運転再開となる。再稼働の承認は、10月末に下された市議会の決定に続き、鹿児島県議会によってなされた。Wall Street Journalによると、伊藤祐一郎県知事は、「我々は承認するほか道がない。原子力発電は日本のエネルギー政策を考えたときに、必要不可欠だ。」と述べている。
出典MorningStarWall Street Journal

中国と南アフリカが原子力協力に関する枠組み協定に調印
中国と南アフリカは、原子力技術協力を開始する協定に調印した。この政府間枠組みは、南アフリカが最近フランスやロシアと調印した他の協力協定に続いて結ばれたもので、中国の原子力技術を輸入する準備段階を開始する。南アフリカのエネルギー省によると、「政府は、エネルギーセキュリティを確保し、経済成長に寄与するため、Integrated Resource Plan 2010-2030に沿って、原子力発電設備容量を9.6GW拡大するという計画を再確認した」。World Nuclear Newsによると、南アフリカは同様の協定を日本とも締結することを期待している。
出典All Africa