世界のエネルギーニュース総括:8月14日


foe_newsroundup_blueForum on Energyの週刊ニュース総括では、ウェブ上からピックアップした世界のエネルギーに関する話題について取り上げています。ニュース総括は毎週木曜の朝Forum on Energyで公開され、Twitterアカウント@forumonenergyからも閲覧可能です。

スキャナ社、サウスカロライナ州の発電所の建設遅延を発表
スキャナ社は、サウスカロライナ州のフェアフィールド郡におけるミッドランド原子力発電所プロジェクトの建設遅延を発表した。同社は、サウスカロライナ・エネルギー&ガス(SCE&G)社を所有しているが、供給者であるCB&I 社の遅延を踏まえ、スケジュールを抜本的に見直しした。SCE&G社のスティーブ・バーンCOOは、メイン格納容器の「サブモジュール」の納入に遅延が生じていると語った。これが無ければ発電所建設を先に進めることはできない。SCE&G社は、この遅延を精査しているが、既に受け入れている。エネルギーワイヤー社は、スキャナ社のジョージア州のボーグル発電所における遅延を鑑みれば、今回の遅延も予想されたことだと述べた。
出典The Post and Courier

米国歳入庁、税額控除の解説を公表
近頃、米国歳入庁は、再生可能エネルギーに対する税額控除に関する新たな解説を公表した。それによれば、昨年末までに、(再生可能エネルギーに対して)総支出の3%を支出した企業は税額控除を受けることができる。税額控除は、再生可能エネルギー、特に風力のプロジェクトに対する先行投資のコストを相殺する鍵となっている。税額控除は当初2012年末までに終了する予定だったが、2013年に事業を開始した開発事業者は現在でも税額控除を受けられる。風力業界は、この税額控除プログラムが建設事業に対する数十億ドルの支援となっており、最終的に風力発電をより採算性のあるものにするとして、同プログラムの延長を求めている。
出典E&E

ドイツの再生可能エネルギー比率、記録的に高く
今週、ドイツのフラウンホーファー太陽光エネルギー研究所は、2014年上期における再生可能エネルギーの比率が昨年の24%から上昇し、28%に達したとする調査結果を発表した。この比率の上昇は穏やかな天候と強力な風によるものだ。石炭発電の比率は記録的に高かった2013年より4%低かったものの、前10カ年の平均値より依然5%高い。原子力発電の比率は不変のままだ。
出典Thermal Plant

国連、2050年までに相当量の炭酸ガス排出削減を求める
クリスチャン・サイエンス・モニターによれば、国連は今世紀中盤までに40-70%の排出削減を求めるレポートを発表した。この草案は、コペンハーゲンで行われる次回の会議に先立ち、現在まだ改訂が行われている最中だが、熱波・洪水・暴風雨・海面上昇を防ぐために国連が2010年に定めた温暖化の上限である、産業革命以前比+2℃(+華氏3.6度)に抑えるうえでは、既存の各国の温室効果ガス排出抑制公約は不十分であるとしている。また、同草案によれば、必要な分の排出削減を達成するためには、太陽光・風力・原子力を含む低炭素エネルギーの比率を3倍もしくは4倍に高める必要がある。
出典Christian Science Monitor