世界のエネルギーニュース総括:4月10日


foe_newsroundup_blueForum on Energyの週刊ニュース総括では、ウェブ上からピックアップした世界のエネルギーに関する話題について取り上げています。ニュース総括は毎週木曜の朝Forum on Energyで公開され、Twitterアカウント@forumonenergyからも閲覧可能です。

ウェスチングハウス、ウクライナでの核燃料供給契約の延長を交渉
ウェスチングハウスは、ウクライナのエネルギー企業エネルゴアトムと、原子炉への核燃料供給契約の延長を交渉している。この交渉が成立すれば、ウクライナのエネルギー分野における西側の継続的な関与が確保される。バラク・オバマ米国大統領とキエフの暫定政権との数回にわたる会合において、オバマ大統領が経済的連携の更新を訴えたことを受け、この交渉が行われた。この交渉が成功すると、核燃料だけでなく天然ガスも大量に供給しているロシアからのウクライナのエネルギー面での独立が促進される。
出典The Wall Street Journal

都路の住民、帰還を望まず
日本政府が、都路地区に対する避難指示を4月1日に解除した後、避難していた数多くの市営サービスや中小企業が帰還したが、同地区の安全性に対する行政の宣言を信じられないとして、若年居住者の多くが帰還していない。都路地区は、年間の平均空間線量率が20 mSv未満であることを理由に、2年前に「避難指示解除準備区域」に指定された地域の一つである。この数値は、一般的とはいえない所定の控えめな行動パターン(1日8時間の屋外活動が含まれる)を前提として算出されている。
出典World Nuclear NewsNational Geographic

トルコ初の原子力発電所、5月に建設開始
環境影響報告書の結果が未決のまま、トルコのアックユ原子力発電所建設の第一段階が5月に開始される。同発電所は、トルコ初の原子力発電所であり、地中海沿いのメルスィン県に4基の原子炉が建設される。この200億ドルのプロジェクトは、ロシアの国営原子力企業ロスアトムが建設と管理を担当し、2023年の稼働開始を予定している。World Bulletinによると、環境影響報告書は、審査のため環境都市整備省に提出された。
出典Utility ProductsWorld Bulletin

原子力に関する日本の語られない成功:日本原子力産業協会による報告
日本原子力産業協会は、4つの原子力発電所における、2011年3月の津波発生前後の災害対応の比較調査を発表した。「福島第二、女川、および東海第二原子力発電所では、なぜシビアアクシデントが発生しなかったか?」というタイトルの報告書は、外部電源システムが地震により甚大な被害を受け、津波直後の原子炉の温度管理に悪影響を与えたと結論づけている。Nuclear Engineering Internationalによると、「福島の両方のサイトにおいて、免震型建屋(第二の新しい建屋を含む)が、サイトにおける災害復旧作業の重要な拠点となった」。また報告書は、東海第二の非常用ディーゼル発電機は、外部電源が遮断された後、重要な冷却システムに電力を供給したと主張している。
出典NEI Magazine, JAIF

日本の新たなエネルギー基本計画に関する協議が前進
日本の与党、自由民主党と連立政党である公明党の間で、今週、新しいエネルギー基本計画に関する協議が前進した。この計画では、原子力を「重要なベースロード電源」と呼んでいる。両党は、現在、協議の結果についてそれぞれの議員と話し合っている。交渉では、公明党が望んでいた新しいクリーンエネルギー目標は設定されなかったが、過去に発表された目標を上回る「さらに高いレベルで日本はクリーンエネルギーの導入を目指す」という文言が盛り込まれた。
出典Businessweek