世界のエネルギーニュース総括:11月14日


Newsroundup42-471x315Forum on Energyの週間ニュース総括では、ウェブ上からピックアップした世界のエネルギー事情の話題について取り上げています。ニュース総括は毎週木曜の朝Forum on Energyで公開され、Twitterアカウント@forumonenergyからも閲覧可能です。

東京電力は福島第一原子力発電所4号機の廃止措置へ向けたプロセスを開始
人が作業するに安全であると判断された福島第一原子力発電所の4号機は、今後数週間のうちに廃止措置を開始する。これは東京電力にとって、損傷を受けた原子力発電所における長きにわたり資金を要する復旧プロセスの中でも、最も重要な試験となるだろう。4号機での作業は複雑で時間を要するものであるが、発電所所長の小野明氏は、使用済み燃料を安全に取り出す自身のチームの能力に自信を示し、「我々にとってこの作業は初めてのものではない。通常の原子力発電所でも、作業員は使用済み燃料を取り出している。」と述べた。東京電力は、4号機の作業を2014年末までに完了すると見込んでいる。
出典The Washington PostBBC

アレバがSUSIロボットの検査を完了
フランスの原子力企業アレバは、米国の非公開の原子炉の一次系システムの寿命延長に関する初めての検査を完了した。この遠隔操作可能な小さな潜水艦は、原子力発電所の一次系システム内を航行し、超音波・映像試験を用いて部品を調査する技術を備えている。SUSIは原子炉内部の状況を改善させ、発電所の長期運転のため構造物の安全性を確保するのに重要な検査を行う。また、このロボットは、一次系システムから異物を取り除くのに使用される。アレバ・ドイツによって設計されたSUSIロボットは、欧州の原子力発電所で既に広く利用されている。この技術が、今、米国の発電所の基準に適合すべく採用されたのだ。SUSIの技術は、フォーワード・アライアンスとして知られるアレバの新規サービスプログラムの一環である。このプログラムは、原子力発電所の運転継続のための最新の製品やソリューションを提供することに焦点を当てたものだ。
出典Penn EnergyWorld Nuclear NewsNuclear Energy Business Review

東芝はニュージェネレーションを買収へ
日本経済新聞によると、東芝は2011年の福島事故以来新たな動きのない原子力事業を再興するため、英国の原子力企業であるニュージェネレーションの株式を購入する計画である。東芝は米国の子会社であるウェスチングハウスを通じて買収を行い、早くて今年中に英国企業の株式50%を取得する予定。取引は約200億円(2億ドル)に上る見込み。ニュージェネレーションは欧州の電力会社であるGDF Suez(GSZ)とイベルドローラ(IBE)が所有しており、イングランド北西のムーアサイドで原子力発電開発を計画している。東芝は今年初めにウェスチングハウスの保有株式を増やしており、災害を被った日本の外に原子力開発の機会を見出そうとしている。競合相手の日立は昨年、海外の原子力事業拡大に向けて英国の原子力企業であるホライズンを買収した。
出典AFPChina Post

福島第一発電所における作業環境が改善される
東京電力の最新の報告書では、作業員の士気向上へ向けた計画が発表された。改善点は、雇用者の給料の増額や下請業者への保険料支払いから、休憩室や弁当、携帯電話や交通といったサイト内施設の改善に及ぶ。最近のReutersの特別報告では、下請業者の不正管理や放射線管理区域付近での作業をめぐる恐怖が、東京電力の作業員の士気低下を招いているということが指摘された。また、今週、東京電力の元作業員が、福島第一原子力発電所での自身の経験を描写した漫画が、賞を獲得した。
出典:World Nuclear News(12