ロバート・ゲラー博士:原子力再稼働の議論を‘安全かそうでないか’からリスク評価へ


最近開催された日米ラウンドテーブルとForum on Energy編集委員会の共同会合では、現在そして将来の原子力エネルギーに焦点が当てられ、発表や議論が行われた。このラウンドテーブルは、10月24日にワシントンD.C.で開催された。会議に参加したロバート・ゲラー博士(カリフォルニア工科大学地球物理学科修了)は、原子炉を再稼働させるかどうかに関する議論は、科学的な分析に基づかねばならないと考えている。

ゲラー氏は、原子力エネルギーをめぐる議論は“安全かそうでないか”という二分法から、リスク評価を用いたものに変化されなければならないと述べた。同氏は、原子力発電所を再稼働しないことによるリスク(所謂原子力ゼロリスク)を同様に、成功・失敗双方の世界的分析を含めた地震安全を分析することを推奨。原子力エネルギーをなくすことは、あるリスクは下げるが、別のリスクを増大させる可能性がある。

さらに、同氏は、現在の知見を反映するため既存の評価手法をアップデートしなければならないと考えている。たとえば、原子力ハザードマップは利用可能なデータを考慮に入れねばならず、政策の決定には科学者による情報提供が含まれなければならない。

以下はゲラー博士の発表資料である:

Dr. Robert Geller – A seismologist looks at nuclear power plant safety issues in Japan