世界のエネルギーニュース総括:1月17日


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Forum on Energyの週間ニュース総括では、ウェブ上からピックアップした世界のエネルギー事情の話題について取り上げています。ニュース総括は毎週木曜の朝Forum on Energyで公開され、Twitterアカウント@forumonenergyからも閲覧可能です。

 

マコウスキー米上院議員、原子力・天然ガスを協議するために来日予定

米国の上院エネルギー・天然資源委員会の共和党幹部のリサ・マコウスキー上院議員(共和党-アラスカ州)が近く来日し、日本の原子力エネルギーの現状とアラスカ州の天然ガス輸入の可能性を協議する予定である。福島第一原子力発電所の原発事故及び2基以外の全原子炉の稼働停止以降、日本はLNG等のエネルギー資源に依存する必要に迫られてきている。

出典:The Hill

米国原子力規制委員会、米国原子炉について費用のかかる安全性アップグレードを審議

米国原子力規制委員会(NRC)は日本の福島第一原子力発電所と類似する31の原子力発電所で費用のかかる安全性向上を要求する職員の提案について承認の是非を検討中である。ロイターによれば、一部のエネルギー・アナリストのコメントでは、非常用安全設備の新たなフィルターベントは各原子炉で最低1,600万ドルのコストが見込まれており、原子力のコストが増大することになる。NRC委員は最近の公聴会で様々なレベルで提案を支持する発言をしている。

出典:ReutersDow Jones Newswire

日本の原子力規制委員会の委員長、3年間の原子炉調査の時間枠に疑問を提起

日本の原子力規制委員会(NRA)の委員長は、割り当てられた時間枠内で全国の原子炉の安全検査を完了できるかどうかに疑問を呈した。House of Japanによれば、「NRAはできる限り速やかに実行するが、3年間で全原子炉の検査をすることは不可能と考える」とNRAの田中俊一委員長が発言したとのことである。NRAは7月までに新しい安全基準を発表すると予想され、日本の停止中の原子炉は再稼動前に新基準を満たさなければならない。

出典:House of Japan

RAND研究所の研究で核廃棄物処理のアプローチを考察

米国RAND研究所による最近の研究では、米連邦政府公社および独立した政府機関が使用済み燃料・廃棄物の処理を取り扱う最良の選択肢候補とされた。

米国エネルギー省(DOE)は、米連邦政府が最良の方針を決定するため、RANDに代替モデル分析と枠組み構築を依頼した。Smart Energy Universeによれば、いずれかのアプローチが、「責任能力、透明性の高い意思決定、政治的支配からの分離、公益使命および組織的安定に関する重大な特性を達成することができる」とのことである。今週の初め、DOEは、2048年までに永久的な廃棄物処理施設を建設する計画を発表した。

出典:Smart Energy UniverseRAND研究所

ドミニオン・バージニア州電力公社:進行中のノースアンナ3号機原子炉計画

需要減退にもかかわらず、ドミニオン・バージニア州電力公社はノースアンナ原子力発電所で3号機(三菱重工業製の改良型加圧水型軽水炉)を建設する予定である。ユージーンS.グレチェック氏(ドミニオン・バージニア州電力公社の原子力開発担当副社長)は、電源として天然ガスの人気が高まっているが、ドミニオン・バージニア州電力公社では原子力およびその他のエネルギー資源も重要と判断していると、The Free Lance-Starに伝えた。また、「長期的には、単独の資源に依存することはドミニオン・バージニア州電力公社の利益、ひいては国益にはならないことを確信している。過去に、天然ガス価格は大きく変動し、乱高下している。」と同氏は加えた。しかし、計画への多くの反対者や地域の住民は、原子炉建設に懐疑的である。

出典:WTOP