ハリケーン「サンディ」に耐える原子力施設


NRCSandyInspection

“超台風”サンディの通過後、米国北東部の原子力発電所で通常の検査作業を再開するNRC
写真提供:NRC

近年の気象史においてハリケーン「サンディ」は、公衆衛生と非常対策に最大級の課題を投げかけ、多数の死者を出し、北東部の広い地域で停電を発生させた。しかし、原子力の専門家は、ハリケーンが襲ったときも原子炉に大きな問題は発生せず、これは準備が十分であったことの証明であると述べている(ブルームバーグの記事から)。

“超台風”が東海岸の3基の原子炉を襲って停止させ、ニュージャージー州にある4基目のエクセロン社所有のオイスタークリーク発電所は警報を発令した(その後、警報レベルが引き上げられた)。米国原子力規制委員会(NRC)はハリケーン後に発電所を検査し、声明によるとすべての安全システムが設計どおりに応答したということだ。

またNRCは核物質サイトに与えた潜在的影響をモニタリングしたが、何の懸念も見いだせなかった。

「ハリケーン「サンディ」は、原子力エネルギー施設の堅牢性を再び実証した。原子力エネルギー施設は、各地域で歴史的に報告されているレベルを超える強力な洪水やハリケーンクラスの強風に耐えるように建設されている」と米国原子力エネルギー協会の会長兼CEO、マービン・ファーテル氏は語る。

ハリケーン「サンディ」の通り道にあたるサウス・カロライナ州からバーモント州の34の原子力エネルギー施設のうち、24の施設はハリケーンの最中も安全に稼働し、電力を供給し続けた。7基はすでに燃料交換や検査のために運転を止めており、ニュージャージー州またはニューヨーク州の3基はハリケーンの強度または電力網の混乱により設計どおりに安全に停止した(米国原子力エネルギー協会のリリースより)。

この時、福島での事故発生を受けて招集されたプロジェクトチームが勧告した原子力安全の更新と規制を完全実施するように、議員団が米国の規制機関に要請した(ブルームバーグの記事から)。

“超台風”サンディの通過後、米国北東部の原子力発電所で通常の検査作業を再開するNRC

写真提供:NRC