原子力エネルギーの今後を客観的に見据える


Richard Muller氏によると、福島第一原発が地震と津波に襲われた際に放出された放射線の影響について、また原子力エネルギー全般の性質について懸念が引き続いていることにより、グローバル市場が重要かつ貴重なエネルギー源を放棄するというリスクにさらされる。

カリフォルニア州立大学バークレー校の物理学者は、原子力エネルギーの重要性について、今後の大統領のためのエネルギー:見出しの背後にある科学を出版した。同氏はWSJライブとのビデオインタビューで、ウォールストリートジャーナル、ウィークエンドレビュー編集長のGary Rosen氏と原子力政策について議論した。

Muller氏は、福島及びその他の潜在的な原子力エネルギー問題を適切に議論するための鍵は、事実を見ることであると語った。

「人々は大災害に反応する傾向にあり、次に彼らは前後関係から外れてそれらを取り出す」とMuller氏は言う。「その結果、我々が起こるだろうと思っていたこと、又はいかに悪いことが起こり得るかという点に基づいて政策を決定する。」

現実は、事故の規模は人々が思うほど大きくなかったこと、また放射線被ばくが原因であと何名が癌に罹患するかを人々が過大評価し続けていることだと同氏は語った。この現実から、政府は原子力エネルギーを利用することをやめるべきではない。

また、同氏はこう語る。「我々がよりどころとすべきは現実的なリスクである。津波が引き起こした大損害に比較して、実際には小規模だった福島事故に対する過剰反応から拡がった恐怖心ではない。」

ウォールストリートジャーナルのMuller氏による関連論説において、同氏は「デンバー線量」又はデンバーにおける環境放射線量の概念を議論するが、これは現場の花崗岩中に発見された微量なウラン濃縮物から放出されたラドンガスが年間当たり.3レム余計にあるため特に高い。Muller氏は、超過した放射線量が年間.1レムを上回る場合は常に、国際放射線防護委員会は避難を勧告するが、これは技術的にデンバーにおいて即時の避難が要求されるということであると注釈する。

論説において、Muller氏はこう記述する。「デンバーは米国の他の地域よりも低い癌の罹患率を記録しており、高いことはないということを思い出してもらいたい。デンバーの線量レベル以下の放射線の危険性を無視することについて激論がある。そうすることにより、我々は目に見えていないリスクを無視することになる。そして別の状況において、そうしたリスクを我々は日常的に(また、適切に)無視している。」

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