世界のエネルギーニュース総括:8月9日


Newsroundup42-471x315Forum on Energyの週間ニュース総括では、ウェブ上からピックアップした世界のエネルギー事情の話題について取り上げています。ニュース総括は毎週木曜の朝Forum on Energyで公開され、Twitterアカウント@forumonenergyからも閲覧可能です。

マーズ・ローバー、原子力発電を利用

この瞬間、火星の地表を探索している好奇心旺盛なローバーは、その動力と多くの複雑な計器に電力を供給するために、高度な原子力発電システムを活用している。ロサンゼルスタイムズによると、Canoga ParkのHamilton Sundstrand Rocketdyneのエンジニアが米国エネルギー省と提携して開発した多目的放射性同位元素熱電発電機は、放射性同位体の自然減衰から得られる熱を電気へ換える。Hamilton Sundstrand Rocketdyneのゼネラルマネジャー、Larry Trager氏によると、過酷な環境下において機能するように開発された原子力発電機は最長14年間、ローバーに電力を供給することができる。

Source:ロサンゼルスタイムズ

2社の日本の原子力事業者が債券市場において投資家の関心を試すことに臨む

九州電力と北陸電力は、債券市場に戻ることになっているが、それは福島事故から1年以上経過し、投資家がどのくらい原子力エネルギーに関心があるかを試すものである。両社はいずれも原子炉を運転している。日本において原子力エネルギーは非常に不確かな時代である、とインターナショナルファイナンシングレビューは東京を拠点とするDCM代表が語ったことに言及した。しかし、肝心なのは、こうした債券やスプレッドには良好な需要があり、市場は正常に戻るということである。

Source:インターナショナルファイナンシングレビュー

NRC委員長、ポスト福島の規則を支持

米国原子力規制委員会委員長のAllison Macfarlane氏は火曜日、日本の福島第一原子力発電所を襲った地震と津波に対応して、同委員会の規則の変更を支持した。ブルームバーグ・ビジネスウィークによると、104基の米国原子炉に対する新たな規則は、停電への対応及び燃料冷却の消費を維持するためのプロセスを監視するなどの問題に取り組む。ニューヨークを拠点とする自然資源防衛審議会の原子力プログラムディレクター、Christopher Paine氏は、委員会は原子力産業界に接近しすぎており、そのプロセスは非常に複雑であり、一般市民が理解するのが難しくなっていると委員会会議で語った。Macfarlane氏はNRCの文書はよりアクセスしやすく、透明性のあるものであるべきということに同意した。

Source:ブルームバーグ・ビジネスウィーク

日本の政府は15%の原子力選択肢をとる方針

日本の今後の原子力エネルギーをいかにして管理するかに関する活発な議論の後、政府は2030年までに15%を上限とする方向に進んでいるようである。ジャパンタイムズによると、その決定はどのくらいの原子炉が稼働し、どのくらいの生産量で運転するかに影響する。政府は20~25%、15%、0%の依存度を検討してきている。最終決定は8月を過ぎてから下される。

Source:ジャパンタイムズ

日本の閣僚が原子力発電から撤退しても経済を損なわないと発言

枝野幸男経済産業大臣は最近になって、国の原子力エネルギー発電を完全に終了しても、国の経済には害を及ぼさないと語った。日本は現在、国の原子力政策をどのように変えるかについて複数のシナリオを評価している。チャンネルニュースアジアによると、枝野氏は「ゼロシナリオは日本の経済にとってマイナスとはならないと思う」と語った。反対に、それは再生エネルギーを発展させるための取組として成長を育み、エネルギー効率の改善は国内需要を活発にすることができると述べた。

Source:チャンネルニュースアジア