原子炉の新規建設に頼らない「出力向上」


米国では、新しい原子炉の建設がほとんど行なわれていないのにも関わらず、この20~30年の間「出力向上」のプロセスを通じて、原子力発電の発電量が劇的に増加している。原子力規制委員会では、1977年以来「6,500MW以上の出力向上を承認してきた(中略)これは原子炉6基を新たに建設するのに相当するものである」とWashingtonPost.com.に連載されているエズラ・クラインの「Wonkblog」の中でブラッド・プルマー氏が述べている。

プルマー氏によれば、原子炉の「出力向上」には、次のように複数の方法があるという:

・原子炉出力を測定するセンサー及びその他の装置のアップグレード

・古くなった部品の新しいものへの交換

これら両方の方法を採用することで、出力を数パーセントも向上させることが可能である。最終的には、論争の的になる高価な原子炉を新たに建設することなく、より多くのエネルギーを生産することが可能になる。

その後、「大幅出力向上」として知られるプロセスが行なわれる。これは、主要な部品を交換する又は「より効率の高い燃料」を利用することで、電力生産を20%も向上させるものである。原子力関連の専門家はこの点について、アップグレードされた原子炉は、以前のものほどには安全ではないという懸念を示している。

しかしながらプルマー氏は、これまでにこのプロセスが成功してきたことは、比較的費用のかからない出力向上及び新しい原子炉の建設の比較も鑑みて、出力向上が近いうちに行われなくなる可能性は低いことを指摘している。

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