世界のエネルギーニュース総括:6月28日


Forum on Energyの週間ニュース総括では、ウェブ上からピックアップした世界のエネルギー事情の話題について取り上げています。Forum on Energyは、毎週木曜の朝forumonenergy.comに新しい内容を掲載し、Twitterアカウント@forumonenergyからも閲覧可能です。

日本の新たな原子力規制機関、9月に設置予定

数ヵ月経過後、衆議院は新しい原子力規制機関を設立する法案を承認した。ロイター通信社は、原子力規制機関は9月に活動を開始する必要があると報じている。参議院で承認される予定となっているこの新しい法案では、5名のメンバーからなる独立原子力規制委員会と原子力規制庁を設置し、厳しい批判を受けている経済産業省の原子力安全保安院(NISA)および内閣の監督委員会の業務を行うことになる。

出典:ロイター通信社

リトアニア、新しい日立製原発を承認

ジャパンタイムスによると、リトアニアで新たに承認された日立製原発が、2011年3月に福島第一原発の3基がメルトダウンしてから初めて日本が輸出する原子力インフラとなる。リトアニア政府は木曜日、日立製作所との契約を承認した。50億ドルの原発が2021年に稼働される予定となっている。

出典:ジャパンタイムス

東京電力、津波への不適切な評価が福島の対応に影響

デイリーヨミウリオンラインによると、東京電力(TEPCO)は、津波への不適切な評価が、大きな批判を浴びた福島第一原発での対応につながったとの結論を下した。この結論は、2011年3月に発生した地震と津波の因果関係を調査している社内委員会による報告の一部である。この報告では、東京電力は原発からの避難を検討せず、調査委員会の委員長はあらゆる緊急ガイドラインに従ったと話したことについても述べている。

出典:デイリーヨミウリオンライン

福島産海産物の一部、再び市場へ

福島第一原発での原子力事故をもたらした地震と津波が起きてから1年以上経過し、日本の県産海産物が市場に戻った。ロサンジェルスタイムスによると、現時点で選定されているのは放射性セシウムが含まれていないと判断されているタコ2種類と海生巻貝1種類に限られている。地域漁業は福島事故により大きな被害を受け、売上高が85%以上下落したとのことである。

出典:LAタイムス

日本の電力会社、原子力エネルギーの継続に賛成票

水曜日の株主総会で日本の電力会社は、電力供給に引き続き原子力を利用する意思を固めたとロイター通信社が報じている。福島第一原発の事故後、原子力エネルギーを長期的解決策とするべきかどうかについて、国内で多くの議論が行われてきた。大阪市橋下市長は関西電力に対して、原子力を廃止し新たなエネルギー供給システムを建設するよう申し入れた。日本の原子炉の一部が、間もなく再稼動する予定となっている。

出典:ロイター通信社